池上線フォト散歩 五反田~大崎広小路

なぜか血中鉄分高めになってきた昨今、またどこか鉄道沿線フォト散歩を企画しようかなと考え、やはり東急池上線かな、と。昔話になりますが学生時代の先輩が西島三重子「池上線」が好きで、アパートを訪ねるとよく聞こえてきました。時を経て何かの縁で城南住まいの都民となった今、沿線を歩いてみるのも一興でしょう。

というわけで、さっそく五反田駅を出発です。

東急池上線の五反田駅のプラットフォームはこじんまりとした島型1面2線。3両編成の車両が忙しく発着を繰り返しています。隣接ビルの4階と直結する高架駅から、眼下にJR山手線の五反田駅を見下ろします。

五反田駅の周辺は、実は以前都営浅草線沿線を歩いた時に散歩しているので今回は大胆に端折ることにします。このまま蒲田行きに乗って出発!

と言いつつ、ほんの数十秒でお隣の大崎広小路駅に到着してしまいます。

五反田ー大崎広小路間の距離約300メートルは首都圏の主な鉄道路線の中でもダントツの近接ぶりで、なぜこんな近い駅があるのかというと、そこには結構な物語があるのです。ご興味があればこちらの解説記事をどうぞ。

駅コンコースは山手通りに面し、駅名の由来となったと思われる大崎広小路交差点(山手通り×中原街道)に隣接しています。ごらんのように完全な都心部市街地の駅。

駅のホームから、交差点の一角を占める広大な旧ゆうぽうとビル跡地の再開発工事が見下ろせます。その向こうの窮屈なビルの連なりがなんとも五反田っぽい都心感。

こういう乾いた風景が広がっているので、のんびり写真散歩、には向かないかもしれませんが、ともあれ少し歩いてみましょう。

駅前の高架下一等地で一番目立つお店は、なんと八百屋さん。

その隣に自転車屋さん。なかなか意表をついたお店が並んでいると思いませんか。

表通りを一本入ってしまうと、東京中に無数にある裏路地と全く区別がつかない風景が広がっています。高架を東急が走っているから、わかる人にはわかる、というくらいかなあ。

オフィス街一辺倒というわけではありません。都心仕様の大小の集合住宅が立ち並んで居住人口もしっかりとあり、人の暮らしの気配もそれなりに漂っています(あ、だから八百屋や自転車屋か・・・)

とはいえ、五反田から数十秒の距離の都心オブ都心ですから、やはりあまり「お散歩マインド」を刺激される街ではありませんね。このくらいにして次の駅に向かうことにしましょうか。

次の駅は、雰囲気がガラリと変わって生活臭あふれる戸越銀座です。

ではまた。

 

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