石川台駅からぶらぶら歩いて、呑川(のみがわ)という川筋に当たりました。
呑川といえば、京急蒲田の街を歩いた時に撮ってますね。旧館でブログを始めて間もない頃で、わずか5年前ですが既に懐かしい。
この小さな川が河口近くの蒲田までいくとあんなに大きくなって、ゴジラが遡るほどになるのかあ、そしてあれから5年かあ、としばし感慨にふける。
ところで、長原では地下、洗足池から石川台で地上を走っていた東急池上線は、ほんの僅かな距離にあるこの呑川をかなりの高さの高架橋で超えていくわけですが
もう数十秒走って次の雪谷大塚駅に近づくと、いつの間にか地上高に戻っています。
線路の高さはさほど変わらないまま、どうも土地の方がさかんに上下しているようです。街に覆われていて目立ちませんが、城南のこのあたりの地形はかなり起伏に富んでいることが窺えます。
気が付くと中原街道に出てしまったので、しばらくそのまま街道沿いに歩きました。この道も何気にかなりの登り坂。
前方に見えている立派なビルはアルプスアルパイン社の本社だそうです。一流企業のビルは迫力あるなあと眺めて感心する間も無く、わたしの関心はその向かいにあるこのお店にググっと引き寄せられました。
全国チェーンの和洋菓子シャトレーゼさんですが、一般の量販店やデパートなどではあまり見かけず、もっぱらこの写真のような自前のお店に工場から直送して売るというやり方なので、身近にお店が無い人には意外に知られてません。
わたし、むかしある時期に和洋菓子ビジネスに関わっていたことがあって、当時はどっちかというとライバルでした。それだけに(笑)、このお店の品質とコスパの良さがたいしたものであることは、よーく知っております。
久しぶりに出会えて、ほんとに嬉しかった。思わずお店に入って手あたり次第にお菓子を買ってしまいました。ひっきりなしにお客さんが入って来ておおいに繁盛されているようでした。結構、けっこう。
なおも歩くと、ほどなく雪谷大塚駅が近づいてきます。なんかこ洒落た建物があるな、と思ったら歯医者さんでした。さすが高級住宅街。
その歯医者さんの近くの空き地から、枯れずに頑張って残っているススキの穂越しに雪谷大塚駅のホームが見えました。
雪谷大塚、駅の反対側には車両基地があったりして、なかなか楽しそうなところです。
周辺をさらに散歩したいところですが、今日はお土産のお菓子を手にぶら下げてしまったので(笑)、これを潰したりしないうちに引き上げることにしましょう。立派な駅ビルに収まっている雪谷大塚駅から電車に乗ります。
というわけで、石川台から雪谷大塚まで歩いたフォト散歩でした。
けっこうあれこれ寄り道したつもりでいましたが、スマホで歩数をカウントしてみたら1万歩に満たない距離だったのですね。
ではまた。