六本木ヒルズ (2)HDR

旧サイトから転載した記事なので、内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。あらかじめお詫びします。
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暑い中、六本木ヒルズに出掛けて試したのは魚眼レンズだけではありません。初めて、わからないなりにHDR撮影というのをやってみました。

と、その前に(笑)、
実はこの日は、ヒルズの夏祭りとテレビ朝日のイベントが開催されていて朝から家族連れや若い女性で大賑わい。

ファミリーの方のお目当てはどうやらこれ。某ネコ型ロボットのイベント入場のために、朝から整理券を求めて長い行列。

ガールズ達のお目当てはまた別で、私の知らないアイドルグループの登場するイベントがあるらしく、そちらはそちらで長蛇の列。

暑い中、その情熱に頭が下がりますが、朝の毛利庭園でゆっくり写真を撮るつもりでやってきたおじさんとしては、あまりの人混みに呆然としましたよ。

で、人の流れをかき分けて、人影が切れるのを待ちながらの毛利庭園です。PENTAX K-70に付けたレンズは、いつものsmc DA 35mm F2.4 AL

はい、ようやく本題のHigh Dynamic Rangeです。露出を変えて連写した画像を合成することで、単写ではカバーできないダイナミックレンジの限界を超えて、暗部から明部まできっちり適正な露出で写すという代物、と私は理解しています(合ってるかな)。

いままで食わず嫌いで使ったことが無かったのですが、この日の庭園はあまりに陽射しが強烈でコントラストが強くなりすぎ、どうやっても黒つぶれと白飛びが目に余る感じになるのに辟易して、「せや、あれ試したろ」と思いつき、やってみたというわけです。

こちらが通常のやり方で撮った1枚。

撮って出し、というわけではなく、これでもLRで暗部を少し持ち上げ、ハイライト部を落ち着かせて、それなりに調整した結果の1枚です。

一方、HDR3で撮った1枚がこちら。

なるほど、これがHDRの効果ですか。
比較対象して見るには、もう少し露出を落として現像した方が良かったかもしれませんが、カメラが何をやろうとしたのかは、これでも良くわかります。

この絵では少し不自然さも感じますが、これだけ暗部を持ち上げて合成してくれると、題材によっては非常に効果的で助けになる局面もきっとあるでしょうね。

チャンスがあれば、これからも臆せず使ってみて、どういう時に適するのか体得していくことにしましょう。

なお、このモードで撮ると、連写した各ファイルは失われて、合成されたRAWと合成されたJPGそれぞれ1つのファイルがSDカードに残るようです。あとexifからレンズ情報が失われるようですね。念のため。

というわけで、K-70で食わず嫌いだったHDRを試してみた、の巻でした。

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