泣く子と物欲には勝てぬ。重いだの高いだの難癖をつけて精一杯の抵抗をしていましたが、10月に値下げされたのが決め手になって、結局 LUMIX S1IIEを購入しました。
来ちゃったよ、おい。
LUMIXの二代目S1シリーズの中では下位モデル(松竹梅でいえば”梅”)とはいえフラッグシップ機の一角、上位機と寸分違わぬ頼もしいルックスです。写真を撮りやすいように、小さなSIGMA 17mm F4 DG DNを付けてみました。
この子がここに来るにあたっては、いろんな気持ちの葛藤に加えて資金繰り面で大きな山を越える必要がありました。引き換えにこれまで使っていたS5だけでなくたくさんの子が新宿方面や中野方面でお空の星になりましたが、今は後ろを振り返りますまい。
さて、S1IIEはS5と比べて何が違うのか。仕様比較・性能比較はすでにメディアやSNSでさんんざん紹介されているので「わたしに刺さったポイント」だけを備忘録代わりに記しておこうと思います。
1 像面位相差AF搭載:既に搭載済みのMFT機G9proIIを使っている限りでは正直「AFの劇的な進歩」は感じません。しかしコントラストAFのみの頃と比べて、迷う場面や大外しする場面が減って信頼度が少し増したのは確かです。フルサイズのフラッグシップ機でどこまで熟成しているか期待してもバチは当たらないでしょう。
2 手振れ補正強化:5段分→8段分。もともとLUMIXの手振れ補正は強力ですが、この安心感は動画をほとんど撮らないわたしにとっても大きいです。
3 ファインダー性能向上:0.39型(236万dot)→0.5型(576万dot)。ファインダーの「見え」は撮影の快適さに直結するので、大事。
4 リアルタイムLUT機能搭載:G9proIIで最初に見た時にはピンとこなかったのですが、純正フォトスタイルの「節度ある」ラインを踏み越えてLUTで大胆なカラーグレーディングを楽しむ(危ない橋を渡る)感覚が最近だんだんわかってきました。初心者が安心して愉しめるようにメーカー公式でLUTファイルや関連情報を提供してくれるLUMIXに感謝です。
5 使い勝手の向上:電源OFF時のシャッター閉幕、ジョイスティック4方向→8方向、こういう細かいところが使い勝手に大きく影響します。ほんとに。
そしてこの他に、少し触ってみてスペックと関係なく良いなと感じたことが2点。
1)電源スイッチ入れたら、カメラが超音速の速さで立ち上がった! もっさり動作のS5に慣れた身体には、刺激が強いっす。
2)Fnボタン配置のカスタマイズで、並行して使っているG9proIIと同じ配置が実現! S5では「だいたい同じ」くらいまでしか寄せられなかったけど、今回は「全く同じ」にできて、大満足。
ところで、わたしはほぼ100%スチル専門の写真愛好家なので、今のところ S1IIEが動画機としてどう素晴らしいのか語るスベを持ちません。先日はじめて「動画入門」ワークショップに参加してみたように、今後は S1IIEやG9proIIが静止画・動画ハイブリッド機としてどう優れているか、そっち方面でも少しは”違いのわかる男”になっていきたいものだと思っています。
ともあれ、早くS1IIEを持って街に出てみたい。来週末は秋雨が上がるといいな。


