歌川広重の「名所江戸百景」の二十一景は芝愛宕山、元の絵はこちらです。
港区の真ん中に愛宕山は現存するし、てっぺんの愛宕神社も健在だからこれはなんとか似た雰囲気の写真撮れるかなと思ったのですが、意外な展開でこんな絵面になりました。
そう、百年以上経てば木も育つよね。「育った木立に邪魔されて高台から見えるはずの景色が見えない」は風景スナップあるあるの失敗談です。
愛宕山の頂におわず愛宕神社。現在でも人気のお詣りスポットです。
とはいえ流石にコスプレでお詣りする方はなかなか居ないので、元の絵のような毘沙門使の儀式装束のインパクトは難しいですね。
あと、実は愛宕山よりも背の高い周りの高層ビル群が写るとやや興醒めになってしまうので、構図には気を使います(笑)。
今回の訪問では裏手のNHK博物館側から登りました。裏参道の登り口があるこのトンネルの風情がちょっと好きなので。
現代の高層ビルには及ばないけれども、愛宕山の参道は裏も表もなかなか厳しい登りなんだぞ、ということで、最後に「出世の階段」と呼ばれる表参道の写真を、と思ったのですが、
なんと、ここでまさかの電池切れ。いつもなら予備の電池パックを持ち歩いているのにこの日に限って不覚でありました。
このブログでは異例のことですが、最後にスマホで撮った表参道の階段の写真を未練がましく載せておきます。
スマホの写真も悪くないな、などとどうでも良い感想を述べている場合ではありません。電池切れミスを猛省中。