親湯温泉と蓼科大滝

ゴールデンウィーク長野小旅行の最後は蓼科です。

茅野市街からビーナスラインを蓼科高原まで登り、谷あいの一軒宿・親湯温泉に向かいました。数年前にたまたま見つけて気に入っているお宿です。

創業大正十五年 蓼科 親湯温泉 公式HP
蓼科の正統な歴史と文化を守り続ける、蓼科親湯温泉。3万冊の蔵書のLibrary Loungeで若かりし頃夢中になった書物に想いを馳せ、渓流露天風呂で星を見ながら過ぎし日を心豊かに振り返る贅沢を、是非ご堪能ください。

どこが気に入っているか話し出すと長くなるので割愛します。ご興味のある向きは公式サイトで存分にご吟味いただきたく。わたしからは館内で撮った写真を1枚だけ、両側を岩波文庫が埋め尽くす印象的な回廊です。

ところで蓼科高原は標高が高いので(高原入口の蓼科湖のあたりで1250m)、下界とはっきり気候・季節が違います。この時4月末で街道沿いではユキヤナギが満開、親湯温泉前ではハクモクレンが見事に花開いていました。

ヤマザクラの咲き具合はまちまちで、陽当たりの良い斜面では元気に咲いている一方、日陰側ではまだ蕾。写真を撮るわけにはいきませんでしたが露天風呂の正面の木がちょうど満開で、おじさんたちの目を楽しませてくれました。

上の写真で目の前を流れている滝の湯川が少し下流側で滝になって流れ落ちます。蓼科大滝と呼ばれる有名な見物・撮影スポットなので、これは撮りにいかない手はありません。途中は少し難儀な道ですが距離がそれほど長くないので、カメラと三脚を担いでなんとか現着。

4年ぶりに蓼科大滝が撮れました。

NDフィルターを使ってシャッター速度を落として水の流れを糸引かせて撮るか、それともしぶきの飛ぶ瞬間を止めて撮るか、どちらの絵も好きなのでいつも迷います。

滝つぼの少し先で、岩の間を縫う流れを撮りました。これもシャッター速度をどのくらいにして撮るのが一番良いか迷って試行錯誤した挙句、今回は1/4秒のこの絵を良しとしてみました。

さあ撮るぞ、と勇んで谷底まで降りてくる時は元気いっぱいなので何とかなるのですが、帰りの登りのなんと険しく感じることでしょう。遊歩道とは名ばかりの木の根と岩が作る道のような道でないようなところを息を切らせて登ります。

以前来た時はPENTAX K-70とHD DA16-85mmで撮った記憶があります。今回はLUMIX G99とパナライカの2本で少し軽量化して行きましたが結構きつかった。若い頑強な方なら何ほどのことのない場所ですが、わたしはそろそろ「いつでも行ける」と楽観しない方が良いかもしれません(苦笑)。

さて、撮った写真がまだ少し残っているので、次回も蓼科小旅行の記事になる見込みです。

タイトルとURLをコピーしました