前回記事にひきつづき浜離宮におります。
で、タイトルは半分嘘です。せっかくの花の季節感を損なって申し訳ありませんがこの日の東京はまだ桜の開花の随分前。意外に知られていないかもしれませんが浜離宮には立派な梅園があって、元気いっぱいに花と芳香が楽しめました。
梅には多くの種類があって、梅園の枝ぶりも花の様子もさまざま。中には色といい形といい桜と見まごうものも少なくありません。この日の梅園の見物客の中に年配の方が、あれは小唄と言うんですかね? 聞いたことがあるような無いような節を陽気に口ずさんでいらして、
梅か桜か 桜か梅か
なんて、ああ上品な年配の方のサマになったひと節というのは、なかなか良いものだな、としみじみ思いましたね。
因みに、わたしが知人に教えてもらった見分け方は
・花びらの先が丸くて枝にくっついて咲くのが梅
・花びらの先に切れ込みがあって枝から出た細い軸に咲くのが桜
というものです。本当かな。
知人の説によれば、形や咲きっぷりから見てこれらは「梅」ということで間違いなさそう・・・です。
今回の記事で使っているレンズはすべてLUMIX S20-60mm。
LUMIX S5との組み合わせで実に軽快。ピントがしっかりか決まって気分が良いし微妙な花の色の再現性も高いと思います。中途半端な絞りでもよくボケてくれてさすがはフルサイズと言いたいところですが、所詮は暗い標準ズームなので「美しいボケ」というわけでもないというのが玉に傷。
梅の写真以外だと、道中でクマザサの茂みに惹かれて撮ってました。
雑然と茂っているようで不思議にリズム感を感じるクマザサ、好きなんですよ。
あと浜離宮といえばお気に入りはこの構図。背景の高層ビル群と日本庭園が好対照。
青空で水面が凪いでくれると、さらに印象の強い絵になるのですがこの日はこの程度。
というわけで、菜の花と梅を楽しんだ浜離宮散歩でした。花粉に長時間さらされたので帰宅したら良くシャワーを浴びて流さないと。