というわけで前回は川越氷川神社で彼岸花撮りのアテが外れたお話でした。
ところで、彼岸花は残念でしたが、それ以外の点ではオールドタウン川越散歩を存分に楽しみました。なんといっても、久しぶりに「暑さにめげなくて良い」散歩日和でした。
使用機材は、前回と同じくLUMIX G99とLeica DG12-60mmで、肩の痛みをやり過ごしつつの撮り歩きです。
表通りで人気を集めるカフェは大正時代の洋風建築。
レトロな洋館の趣ですが、中はしっかり「蔵づくり」です。
わたしの記憶にある限りでも20年以上前から駅前通りで営業されている、履物屋さんの店先。
見るからに歴史のありそうな造りの鰻屋さん。
川越という街は、やたら鰻屋さんが目につきます。お寺が多く法事会食の需要があるから、と聞いたことがありますがそれにしてもなぜ鰻?
こうした写真からは「静かな古い街並み」を想像するかもしれませんが、現実は違います。街並みの方が古く落ち着いているのは間違いないですが、行楽客が多く「静か」ではいられません。
人の波でごった返す「時の鐘」付近。
その「時の鐘」の足下に近い当たりの酒屋さんの裏手で見つけたこの免許?表札。
むかしはこういうの、米屋さん、酒屋さん、たばこ屋さんなどで良く見た気がするなあ。
観光客が集まるようになったので、元々の「川越らしい」お店だけでなく、豊富な店頭通行量を見込んだ新しいお店も増えています。良い面も良くない面もあると思いますが、趣味が合う人にとっては朗報でしょう。
わたしが知人に教えてもらって「いいね」と思えるお店を、店名や場所は伏せておきますが少しだけご紹介。
ドライフラワー/リースのお店。
小さなお店ですが、落ち着けるカフェが併設されています。
時の鐘からほど近いけれども、喧噪を感じずにゆったりと過ごせる喫茶店さん。
そうそう、知人経由でもうひとつ面白い場所を教えてもらいました。
市役所近くにある昔の飲食街跡、廃屋が軒を連ねるあたりを、草の根で再生する活動が進行中だとのこと。
これが現地。これはすでに再生して立派に営業中の古書店、古着店、飲食店さんなど。
いずれも改築作業はボランティアベースで、やりたい人が手を挙げて参加する仕組みらしいです。
この写真のお店意外にも、雑貨店、飲み屋さんなど何店もいい感じで営業されています。
隣接地にはこんな看板が出ていました。
川越という街、「小江戸」観光だけじゃないんですね。なかなか元気が合って、味があって、良いじゃないですか!次に来た時には、是非この一角でご飯を食べて買い物を楽しんでみたいものです。