けっこうスゴい SMC Takumar F2.5 135mm

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M42マウントのオールドレンズではありますが、望遠域で、F2.5などという明るいレンズを持つのは、これが初めてなわけであります。

私が持っている2本のDAズームレンズ
HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR
HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
は、いずれもスグレモノですが、こと明るさについていえば、55-135mmあたりの中望遠域でこれらのレンズで得られる開放F値は、せいぜいF4.5くらい。

タムロンの単焦点、通称タムQこと
SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)は、すばらしい描写のレンズですが、それでも開放F2.8。

これら現代のレンズと比べて
SMC Takumar F2.5 135mm
は、望遠域で「開放F2.5の明るさ」という武器を提供してくれる、貴重な新戦力である、といまさらながら気づいた次第です。

秋の花コスモスを撮ってみると、こんなんです。

上の写真は、開放だと背景がボケすぎると感じて、たしか1段絞ってF3.5のはず。ボケ味をどれくらいに留めるか、ちょっと絞りを調整しよう、なんていう贅沢な選択も提供してくれる開放F2.5の威力。

次の写真は開放だったか、0.5段絞ってたか・・・メモしろよ、俺(苦笑)。

最小距離1.5mの制約はあるものの、撮り方によっては「花にぐっと寄った」っぽい絵の作り方だってできなくはない。

かように、現代のレンズに負けないどころか時には凌駕する、達者な芸当を見せてくれるわけですが、それだけでなく、

オールドレンズらしい柔らかい線で、寂しげな秋の花畑の風情を醸すことだって、ちゃんとできます(できるというか、そうしかならない、というか 笑)。

総合的に見て、このレンズ、なかなか凄くないですか?

こんな素敵なレンズの、それもかなり程度の良いものが、ヤフオクでは福澤さん1枚とちょっと、くらいのお値段で出回ってるわけです。なんという幸せでしょう。

SMC Takumar F2.5 135mm を個人的に大絶賛中の私です。
しかもこのレンズ、見せ場はボケだけじゃない、というところは次回ご紹介しますね。

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