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六義園散歩、もう少しだけお付き合いください。
これ、何の木だかおわかりになりますか?
草木に疎い私は、もちろん知りません。さっそく調べました。
「海南更紗満天星」(かいなんさらさどうだん)
満天星、なんとも美しい名です。「どうだん」と読ませる由来は存じませんが、日本固有の種で、つつじの仲間なのだそうです。
細い枝から葡萄の房のようにつり下がっているのは、実ではなくこの木の花。ひとつぶの径が3〜4ミリくらいのちんまい丸っこい、可愛らしい花です。
PENTAX K-70+TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO(272E)の組み合わせは毎度ピントがシビアで痺れますが、さすがに名玉タムQ、仕上がりの素敵な柔らかさは格別。可憐な満天星の背後にきれいな玉ボケ。
風で揺らぐと、ちょっと緊張感が出て感じが少し変わります。これもまたよし。
さらに寄ると、
写真ではお伝えできませんが、カメラ構えて寄っていくと、この満天星の花から微かに、なんともいえない上品な香りがします。カメラおやじの幸せなひととき。
以上、遠景も近景も良し、寄ってマクロも良し、楽しい六義園でした。