浅草から歩き始めて向島の街中を散歩した後、町中華で腹ごしらえして(ちなみにいただいたのは天津麺。手頃な値段で美味でした)一息ついたところでした。さて、再出発です。
白髭神社に向かう途中で、道端の花が気になってワンショット。
ネモフィラと似た形ですがこの色は・・・例によって名を知りませんが、何の花なんでしょう。
向かっているのは、隅田川七福神のひとつ、白髭神社です。

その美しい社殿がこちら。
コロナ禍の工夫として始められたのだと思いますが、この「QRコードおみくじ」は初めて見ました。面白いこれ!
この他にも、(影になっていて見えませんが)本殿には「今月の言葉」が電光掲示で流れてたりして、いろいろ新しい工夫の見られる神社でした。
白髭神社からさらに住宅街を進んで、今回の散歩の目玉となる立ち寄り先のひとつ、向島百花園にやってきました。
庭園ガイドの受け売りですが、例えば六義園や小石川後楽園のような大名庭園とは異なり、商人が文人が協力して作った「民営の庭園」だそうです。この瀟洒な木戸門をくぐって入園です。
入口近くに飾られたこの鉢植え、可憐で、なんか粋でした。
桜の季節が終わって、園内はどちらかというと静かなシーズンを迎えたところだったかもしれません。ちょっとずつ小さく咲いた花を、ちょっとずつ小さく撮って回る感じで、なかなか趣深いものがありました。
そういえば、5月上旬といえばこれの季節だった。、アヤメ?ショウブ?カキツバタ?・・・私は全く区別がつきませんが、どれかだと思います(雑)。
風があって花びらの形が落ち着きませんが、それなりに。
池の向こうに、やっぱりここでも顔を出すスカイツリー。
場違いというよりも、これはこれで、もはや城東地区の風物と考えることにしましょう。
新緑の季節。この竹林のグリーンももひときわ爽やかに感じられます。
この花の色も軽やかで、派手ではないですが、実に味わい深い。
さて、バッグの中にはLUMIX S20-60mmで望遠側がどうしても足りなくなる時に備えて、TAMRON 90mmを忍ばせてあったのですが、ここまで全く出番がありません。
せっかくなので、ここで少しだけ使っておくことにしました。S5にKマウントアダプター経由でレンズを付けて、いざ。
どのカメラと一緒に使っても、タムQはちゃんとタムQの写りです。
フルサイズのカメラだと、90mmというのはあまり引き寄せる効果が得られませんから、もっと手近な花を見つけて寄ることにしました。
うん、これも良いですね。たしかF8まで絞って使っているはずですが十分な後ボケです。
鉢植えの百合が綺麗に咲いていたので、これも寄って撮るチャンス。
一輪を真ん中に置いて大きく撮る、というベタなマクロレンズの使い方ですが、これだけふわりと綺麗な写りをしてくれるならベタで結構。
S5でもTAMRON 90mmは十分に使えることがわかりました。アダプター経由なのでAFは使えませんが、もともとマクロレンズはMFで使うことが多いですからその点でも違和感はあまり無いですね。
ということで、百花園でようやくタムQも試すことができたし、ここまでの向島散歩は自分なりには予定のミッションを完遂した、というところです。
さて、次回はようやく向島編の最終回になると思いますが、街歩きではない特別番組をお送りすることになります。乞うご期待。