あしかがフラワーパーク(3)

目下のところ、あしかがフラワーパークは春の「大藤まつり」と冬の「花の光の庭イルミネーション」が2大看板のようです。わたしもご多分に漏れず藤の花に釣られて出向いたわけで、永世ビギナーとしてのその成果?が前回までのお目汚しとなった藤花写真でございました。

とはいえですね、広々とした園内には藤の木だけが植えられているわけではなく、いろいろな植物が花咲く春を彩っています。

たとえばこの見事なツツジ。

先走って咲いちゃった風情の春バラ

藤の足下で明るい表情で咲くポピー。

艶やかな白い花はオオデマリだそうです。

どうでしょう、百花繚乱フラワーパークの面目躍如ではないですか。藤を主題としなくてもわたしのブログの1回や2回くらいのネタは存分に提供してくれそうです。

もう一つ行きましょうか。例によって花の名を知りませんが、この存在感のある青い花は何なのかなあ。

いや、美しい。
「じゃない方」の花も凄いんですよ、という紹介をしたところで、最後に今回の「あしかがフラワーパーク初訪問」を振り返っておきましょう。

まず機材の選択について。

最初は夜の撮影を意識してフルサイズのLUMIX S5といくつかの明るい単焦点レンズで行こうと考えていました。しかし、よく考えると、人出が多ければ思うように寄ったり退いたりできないかもしれないし、望遠レンズがどうしても欲しい局面もありそうです。明るいズームレンズ必須で、ある程度望遠域までカバーできないと厳しいかも。フルサイズ用の明るいズーム、まだ持ってないんですよね。

というわけで、結局PENTAX K-3IIIとHD DA*16-50mm F2.8、smc DA*50-135mm F2.8という2本のスターレンズ持参ということに落ち着いたのでした。普段は軽量装備を旨とするわたしにしてはちと重かったですけど、結果的にどちらのレンズもしっかり仕事をしてくれて正しい選択だったと思います。

あとは移動手段や滞在時間帯・過ごし方についての振り返り。

クルマでの長時間渋滞は苦手なので列車移動を選択。往路は東武日光線の特急で栃木駅まで来て両毛線に乗り換えです。特急リバティは初めて乗りましたが速くて快適で申し分ありませんね。

「リバティ」のスペルが”liberty”ではないのはどういうわけか、という話を始めると長くなるのでリンク先を参照のこと。

夜まで粘るつもりだったので最寄りの「あしかがフラワーパーク駅」に到着したのは午後3時近くでした。

園内に5時間以上滞在しました。広いパークで、撮るものもいっぱいあるので時間を持て余すことは無かったですね。ただ非常に混雑していたので「写真を撮る」以外の行動の自由はかなり制限されました。

独りだからどこでもふらりと小休止が可能でしたが、2人・3人連れだと身動きはとりにくかったでしょうね。

混んだら食事もできないかも、とバッグの中にカロリーメイトを忍ばせておいたのは正解でしたが、飲み物の調達まで苦労するとは計算外。ペットボトルの水を買うのに20分並びました。

適正な客数ならば、広くて清潔で快適なパークだと思うのですが、ちょっと許容範囲を超えている印象でした。それを覚悟して来るならいろいろ物理的・心理的な準備が必要のようです。

帰路は両毛線で小山駅まで行って東北新幹線で帰京するルートでした。
夜8時近くなってもいっこうに園内の人が減らないので、ただでさえ運転本数の少ない両毛線で狙った列車に乗り切れないという事態が起きるのを恐れて、少し早めに引き揚げました。20時前の駅風景。

この時すでに、狭いホームの上はほとんど立錐の余地もない状態。少し離れたところでイラついた乗客同士が何か小競り合いも起きてたみたいで、列車移動もけして良いことばかりで楽勝、とは言えないですね。

列車が到着すると、心配したほどの混雑にはならず、東京のラッシュ時の通勤電車と比べれば混雑は70%くらいの体感です。しかも途中の佐野駅でかなりの人が降車して空いたので、それ以降はまずまず快適でした。「乗り切れないかも」というわたしの心配は過剰だったのかもしれません。早めの時間での撤収のおかげで、小山駅の駅ビルで暖かい食事がいただけたのも良かった。懸念点も無いわけではないけど、やはり次に来るとしてもまた鉄道利用かなあ。

以上、3回にわたって「はじめてあしかがフラワーパークに行ってきたぞ」の巻でした。

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