サクラの前にハクモクレン

東京ではソメイヨシノは既に潔く散った後でしょうか。世の中の写真ブログはサクラの写真が席巻している頃かと思いますが、当ブログ世界は時の歩みが遅いのでまだサクラは咲いておりません。そしてサクラの前に楽しめるこの花を忘れるわけにはいけません。ウメとサクラの間の短い期間でパッと咲いて散って強い印象を残す純白のハクモクレンです。

今年はどこで撮ってみようかと少し調べてみて、江東区の汐浜運河沿いの道がなかなかのハクモクレンの名所であることを知りました。よしここだ、と。

地下鉄の東陽町から目的の運河まで数分歩く途中に、なぜか街路樹として1本だけお目当てのハクモクレンが植えられていました。何かの「目印」なのかな(笑)。

これが汐浜運河北岸沿いのハクモクレン並木。情報源によって150本とも300本とも言われていますが、なるほど見事なものです。

わずかにピークを過ぎかけて何割かの花が落ちている状態でしたが、なにせ本数が多いのでうまく撮ればまだまだボリュームを表現することができます。

この日持参した機材は、PENTAX K-3IIIと、2つのスターレンズHD DA*16-50mmとsmc DA*50-135mm。わたしの手持ち機材の中ではちょっと重量級の組み合わせですが、たまには持ち出してあげないと、せっかくの勝負レンズがレンズボックスの肥やしになっちゃうのもアレだなということで。

ハクモクレンの花言葉は「崇高」だそうです。気高い白さが撮れているかなあ。

よく似た白い花、コブシは花びら6枚が開ききって咲くのに対し、ハクモクレンは花びら6枚と花びらのように見えるガク3枚が開ききらずに上を向いて咲く、と覚えたのですが、

ここのハクモクレンは少し開き気味で、かなりコブシに寄せてきてます(笑)。

そうそう、こうやって上向きに咲いてくれるといかにもハクモクレン。

並木の対岸(南岸)にも少し植えられていて、日当たりの関係なのかこちらの方が少し開花の進行が遅く、したがってこの日についていえばメインの北岸よりも花の活きが良い感じがしました。

ハクモクレンは1本の木に花が圧倒的なボリュームで咲いてくれるので、ファインダーいっぱいに純白の花が満ちて、撮ってて単純に嬉しいです。

おまけです。南岸の一部は河津桜の並木になっていて、これ以上ないくらいの満開。

ピント位置を散歩中の親子連れに置いて手前を少しボカしました。「煙るような」満開を表現できればと思ったのですが、それほど成功したという感じでもない。永世ビギナーとしては撮るたびに反省ばかりです。

というわけで、2023年のハクモクレン+αを撮るの巻でした。
smc DA*50-135mmってフードがデカいから見た目はごついけど、軽くて明るくて使いやすい、良いレンズだなと再認識。

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