遅まきながら「春紅」を試す

たいていのPENTAX愛好家にとってはとっくに通過済みのネタで、新鮮味もなにも無いのですが、こういうのは参加することに意義があるのでわたしも一応試してみました。今シーズン新搭載のカスタムイメージ「春紅(Harubeni)」

カスタムイメージ Special Edition | もっと自分を表現しよう。PENTAXの「カスタムイメージ」 | RICOH IMAGING
PENTAXのデジタル一眼カメラの魅力のひとつである、フィルムを交換する感覚で画作りを変えられる機能、“カスタムイメージ”。被写体やシーンに応じて画作りを切り替える楽しみと、自分好みの表現を行うための各種設定項目の活用についてご紹介します。

東京都内で桜がまだ三分咲きだった頃、仕事の合間にちょっとだけアレしてPENTAX K-3IIIとHD DA20-40mm limitedでササっと撮ってきました。

下記の写真は、左が「春紅」、右が「鮮やか」それぞれJPG撮って出しで比べています。構図が左右でピタッと合ってないのはいつもの通りの仕事の雑さです。お目こぼしください。

Harubeni/春紅 Bright/鮮やか

ちょっと注意力を欠いて眺めていると見過ごしてしまいそうな微妙な色合いの違いですが、その微妙さ・繊細さこそ季節感の表現には大切なのです、たぶん。春紅は「ほんのりと紅い」という表現がまさにぴったりで、自然も人の心も揺れながら少しづつ活性化していく春の季節にふさわしいのではないでしょうか。

こういうオプションを提供されると春のサクラの花を撮るというのは誰でも思いつくことで、あまりに月並みです(でも抗えず撮っちゃう)。サクラをどう撮るか、そこに「春紅」をどう活かすかが、撮る人のセンスであり腕前なのでしょう。残念ながらわたしはなーんにも思い浮かばず、今のところ工夫なく撮ってみて「少し紅いね」などととぼけたことを言ってるだけでございます、はい。

そして、自分に期待できない一方、手練れの愛好家の皆さまがサクラ撮りではない「春紅」作品をどう魅せてくれるのか、今から楽しみにしております。

タイトルとURLをコピーしました