動物を撮るのは楽しい ということを知る

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写真にはポートレートという一大(最大?)ジャンルがあるし、人物でなくても犬や猫の写真は、ブログ村で最も人気を集めるコンテンツだということも知っております。しかし私はどういうわけか、人物・動物を撮ることに、それほどの興味や関心がありません・・・ありませんでした、これまでは。

先日、用事があって久しぶりに吉祥寺に出かけました。人と会う待ち合わせ時刻が昼過ぎだったので、それまで井の頭公園内にある動物園(井の頭自然文化園)に行って写真撮ってみようかなと、動物撮りなんてロクにやったこともないのに、なぜかその時はそう思いついたんですね。井の頭文化園はごく小規模な動物園で気楽に散歩できることもあって、軽い気持ちで時間つぶしと思ったんでしょうか。

ともかくも、動物園。行きました。撮りました。
これが、楽しいのなんの。周りのちびっ子に負けないくらいテンション上がりました。
使ったカメラ・レンズは PENTAX K-70と、これまで活躍の場がそれほど多くなかったTamron AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2です。

2匹の山羊。じゃれあっているように見えますが、台上に上がりたい山羊を、上にいる山羊が威嚇して追い払っているところです。

タヌキは元気で動きが早く、追いかけるのが大変。やっと1枚だけなんとか見られるくらいにピントを合わせられました。

アカゲザルが、一心不乱に群れの他のサルの毛づくろいをしています

リスもフレーム内に捕まえるのに苦労しました。川の水を飲んで上がってきたところでなんとか捉まえた

池では雁と白鳥がゆったりと泳いでいます

カピバラはぼんやりしてましたね。でも、寝てるのかなと思うと、ツーっと動いたりして、良くわからない動物です。

アカギツネはすっかり寝てます。「生きている襟巻」状態です

ヤクシカのオス。凛々しいです

と、撮った写真並べていくとキリがないのでこの辺にします。

とにかく、フレームの中で動物や鳥の表情を捉えるのが楽しい。動物、というくらいで当然動きますから、追随して不慣れなAF-Cでピントを合わせるのに苦労しますが、ファインダー越しに相手の眼を見ながら「よし、そのまま動くなよ」とか「ほら、右向いて」とか心の中で声を掛け、慎重にレリーズ。うまく撮れて良し、撮れなくてもまた楽し。

望遠レンズをうまく使えば檻をぼかすことができるとか、動く相手の時は歩留まり悪くなるからとにかく枚数撮るのが大事とか、眼にピントが来ないと生き生き撮れないとか、本を見て知っていたことを実際にやってみて納得。
Tamron AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2は実勢価格13000円くらいの激安ズームレンズですが、十二分に働いてくれました。ギコギコ大きな音をたてながらAFがゆったり動くのはご愛敬。写りだって悪くないでしょ?

とにかく、動物を撮ることの愉悦を知った日でした。また新しい楽しみが増えちゃったよ。

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