近場でゆったり避暑 (1)箱根登山鉄道

アレの感染もまだ気になるので海外に出掛ける気にもならず、国内であまり遠出するのもなんとなく気が進まなかったので、今年の夏は近場でゆったりと避暑しようということで箱根に出掛けてきました。

昔はしょっちゅう遊びに行ってたのですが、思えば箱根旅行は随分と久しぶりな気が。

さて、国道1号線の渋滞にさえ気を付ければ、箱根滞在・周遊にはクルマが断然便利なのです。しかしライト旅鉄層を自認し血中鉄濃度が常人より少しだけ高いわたしとしては、宿にクルマを置いて徒歩で箱根登山鉄道チョイ乗り・チョイ撮り散歩を楽しむという思い付きに抗えませんでした。

気持ちの良い青空の下、まずは大平台踏切での写真から。

大平台駅です。ちょうど今しがた駅を出た箱根湯本行きが遠ざかっていくところ。わたしはホームで出発を待っている強羅行きに乗ります。

急坂を上り下りする登山鉄道ならではの特徴は何箇所かあるスイッチバック(上の大平台駅自体もそのひとつ)ですが、ひとつ強羅寄りの上大平台信号所で上下線を一望。駅ではありませんがここで一時停車して進行方向を転換します。
乗降はできませんが、先頭車両に陣取れば登り降りの線路はじっくり眺められます。

線路の摩耗を防ぐために車輪とレールの間に水を流しながら走るのだそうです。トンネルの中だとレール周りが濡れているのがよく見えますね。

山間を走る登山鉄道らしい急カーブの連続。これも運転席越しだと良くわかります。
8月上旬、沿線の紫陽花の盛りはとうに過ぎてましたが、まだ朽ちずにぎりぎり残っている花があってハッとしました。ありがとう!

最新車両はインテリアもなかなかに洗練されています。ちょっとお行儀の悪い乗客の姿も(苦笑)。

ほどなく、宮ノ下駅に到着。

終点まで乗って行きたいところだったのですが、この時はここで下車。
駅名標がなかなか洒落てると思いませんか?

箱根七湯の中でも、ひときわレトロな味わいが楽しめる街として観光開発を進める宮ノ下らしい駅舎デザインです。

駅からは急な坂道を下って温泉街に至るのですが、その話はまた別の機会に。

今回最後は、宮ノ下駅で入線してくる箱根湯本行きを眺めるの図です。

わずか2駅間の短い乗車でしたが、箱根登山鉄道には撮りどころ・見どころいっぱいでした。楽しかった!

登山電車・ケーブルカー|箱根ナビ
箱根の観光は、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー。小田原から箱根湯本、強羅、早雲山を結びます。山間を走る日本で有数の本格的な山岳鉄道をお楽しみください。

というわけで、これから何回か箱根でのゆったりまったり避暑で撮ってきたネタをご覧いただこうと思います。

使用した機材:LUMIX G99, Leica DG12-60mm

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