「夏天」カスタムイメージ

遅ればせながら、6月23日のPENTAX K-3IIIファームウェア・アップデートで実装された夏のカスタムイメージSpecial Edition「夏天」を試してみました。

気の利いた場所で気の利いたものを撮る余裕があまり無くて、用足しのついでに撮った間に合わせの1枚ですが、

PENTAX K-3III+HD DA15mm limited 「夏天」撮って出し

えー、被写体として富士フイルムのビルを選んだのに他意はありません。「たまたまそこにあった」としか(笑)。
「夏天」は公式サイトによれば「夏の日差しの強さ、夏の濃い青空、眩しく白い雲のディテールなどをより表現している画作り」とのことですが、どうでしょう?

同じデータからカメラ内RAW現像したカスタムイメージ「鮮やか」と比べるとこうなります。

確かに、青空の色に少し差が感じられますね。「鮮やか」よりも深い青、強いコントラストというのが「夏天」の特徴でしょうか。

色の深さとコントラストといえば、既存のカスタムイメージだと「リバーサルフィルム」が思い当たりますが、比べるとどうでしょう。
同じくカメラ内RAW現像でカスタムイメージ「リバーサルフィルム」との比較。

この写真で見る限り、「夏天」の青空の色の深さやコントラストの強さは「リバーサルフィルム」以上ですね。

いずれにせよ、特徴的な発色、コントラストの強調の仕方、シャープネスの使い方など、もう少し研究したいところです。

・・・というのも、ご承知のように「夏天」は”対象レンズ限定”という尋常でない機能制限が付いていて、ユーザーの賛否がわかれているわけです(新手のレンズ販促なのはわかってるけど、対象レンズを持ってない人には当然評判が悪い)。

わたしはたまたまHD DA15mm limitedを持っていたのでつんぼ桟敷の難を逃れはしましたが、もともとRAW撮り屋なので、どうせならどんなレンズでも使えるように、RAW現像ツール上で「夏天」を再現するセッティングを自作したいですね。「里び」や「銀残し」を無理やりでっち上げたように、今回もなんとかならないかと目論んでいるのです。

先の話として、PENTAXから予告されている「秋」「冬」のSpecial Editionの対象レンズを持っていないので、オリジナル画像が入手できないなあ、と少し危惧しつつ、まず当面の関心事は「夏天」ですね。次回の記事までに早速挑戦してみますが、さてどうなりますか・・・。

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