普通の田舎の風景

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先日、静岡にいる親戚を訪ねました。先方宅の周りは、もともと農地だったのですが宅地化が進んで、現在は住宅と小さな田畑が入り混じった、典型的な日本の郊外風景です。

東京在住が長くなって地方の暮らしと縁遠くなってしまった私ですが、今回は「普通の田舎」を撮ろうと、K-70とPENTAX HD PENTAX DA 16-85mm f/3.5-5.6 ED DC WRを抱えて行ってきました。

ただねえ、いざ歩き出してみて弱った。何を撮ればいいのかさっぱりわからない(爆)。どっちを見てもほんと何の変哲も無い景色にしか見えなくて、「撮る人」モードに全然入れない。子供の頃はもの凄い田舎で泥んこになって遊んで育った私なんですが、何十年か違う環境で暮らして、きっとある種の感性が鈍りににぶっているんだと思います。

とりあえず行き当たりばったりに神社で1枚

まあ、なんということもないものを、なんということもなく撮ってもなあ、という写真(苦笑)。

と、住宅地の中の小さな刈田に鷺を見つけて慌ててスナップ。生きもの・動きものを撮り慣れていないのでおっかなびっくりでしたが、飛び立つ瞬間をなんとかフレーム内にキャッチ。

刈田の鷺

もう1点、住宅+刈田+鳥の写真。これもとっさにシャッター切っているので、なかなかうまくいきませんね。タイミングを逸して肝心の鳥(たぶん鳶)は上空に舞い上がった後で小さくなっちゃったし、シャッター速度が足りなくて被写体ブレしてしまいました。結果的に、何を撮りたかったのかよくわからない写真に(汗。

刈田と鳶?

ちょっと脱線しますが、現在、ブログに掲載するための写真置き場としてFlickrを使っています。単に写真を置いているだけの怠惰系ユーザーなのですが、Flickrの仕組み上、ブログからリンクした写真はブログとは関係なく公開され閲覧可能になっています。で、先日何の脈絡も無く、ある海外のユーザーの方が、この↑かなり失敗気味の写真に何故かFavoriteを付けてくれて、怠惰系としてはびっくり。たった一人の外国の見知らぬ人に「いいね」って言ってもらえるだけで、結構うれしいもんですね。以上、脱線終わり。

ともかく、住宅と田畑が入り混じった(日本中に良くある)中途半端な田舎、という雰囲気だけはお伝えできたでしょうか。

農地があちこちに生き残っているので、住宅地を縫っていまだに農業用水路が健在です。近くの川の水を引いて、いつ来ても結構きれいな水が豊かな水量で流れています。現役バリバリで稼働中で、ところどころにある水門がきちんと管理されているのは実にご立派。

用水路

「普通の田舎」で写真を撮るには、都市のスナップとは違う心身の準備が必要ですね。あまりうまくいきませんでしたが、なんか新鮮でした。

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