モクレンの咲く頃

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
モクレン。梅の季節と桜の季節の間、ほんの短い間ですが清楚な花をたわわにつけて咲くこの木が、わたしは結構お気に入りです。下手をすると梅より桜より好きかも。
英名のマグノリアという言葉の響きも美しくて素敵ですな。むかし「マグノリアの花たち」というしみじみと良い映画があったなと思ってちょっとググったら、サリー・フィールドやシャーリー・マクレーンほかの大物女優に交じって新人のジュリア・ロバーツが出てました(そうそう)。もっともこの映画の”マグノリア”はちょっと品種が違うアメリカ南部の州花タイサンボクを指すそうですが。

いかん、脱線しているとまた前置きばかり長くなりますね。

近所にモクレンが1本ぽつんと咲く小さな公園があって見頃になったので、これを逃す手は無いとテレワークの合間に出動。愛機PENTAX KP(メーカー生産終了品になってしまったけど気にしない)と、15mm, 43mm, 77mmの3本の Limitedレンズを持って、撮ってきました。

まず、広角のHD DA15mm Limited
3月の青空に純白の花が映えます。

ぐいっと寄って、パースペクティブ!

次に、FA43mm Limitedで。
さすがのボケ具合なのだ。新型は発売前だから、まだFA43mm(旧)じゃないのだ。

麗しくリズミカルに連なる蕾。背後で青空に溶ける花。

最後はFA77mm Limited。まだFA77mm(旧)じゃないのだ(しつこい)。

しかし意外に・・・
そうかこの距離が、ギリか。
無敵のレンズと思っていたFA77mm Limitedですが、思ったよりも「寄れない」という弱点があるのを今さら発見しました。去年の夏に手に入れて、まだまだ全然特徴が理解できていないし、使いこなせてないですね。

そのほか、永世ビギナーとして軽く反省の弁。立木の花を撮る時に、単純にカメラぶら下げていって近寄るだけでは下からアオる絵ばかりになってしまうので、何か工夫した方がいい。踏み台というわけにもいかないから、望遠で横や斜め上から、みたいな狙い方も組み合わせると良いかなあ。

ともあれ、この外出自粛のご時勢に、近所で盛りの期間の短いモクレンを撮ることができただけでも、十分に良しとしましょう。
現場からは、以上です。

タイトルとURLをコピーしました