CP+2021

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
CP+2021 カメラと写真映像のワールドプレミアショーに参加してきました。

昨年はコロナ感染症対策が間に合わず直前で中止になってしまったこのイベント、今年は2月25日から28日までオンラインで開催されました。この時期、個人的にちょっと取り込みがあって忙しかったのですが、それでもいくつかのオンラインの催しには参加することができました。
今回はそのちょっとしたレビュー。PCやスマホの雑なスクリーンショットでお伝えします。

われらがRicoh PENTAXは、予想通りK3-IIIとHD FA limited 押しのイベント構成でした。開発資源が乏しい中での虎の子の新製品だからね。

PENTAXの若代さんと田中希美夫さんのライブ対談。「K3-III徹底解剖」
わたし的には「これは凄い」みたいな新情報は出てこなかったです。AFの性能アップを結構頑張ってくれたみたいで、動きものについてもディープラーニングで発展させるぞ、とかおっしゃってました。「これは凄い」と期待する前に、ほんとにPENTAXかと耳を疑いました(笑)。

それにしても開口一番で田中さん「なんでミラーレスじゃないんですか」「新APSC機はK3-IIの後継ではない、と断言してたじゃないですか」とか直球で突っ込んでて、出来レースだとしても面白かったです。

次は、佐々木啓太さんの「HD FA Limited 新しい3姉妹と語る写心」
佐々木さんのトークとスナップ作例は凄く楽しめたのですが、新レンズのご利益は今ひとつピンと来ませんでした、ごめんなさい。ていうか去年やっと77mmと43mm手に入れたところなんですよ、HDコーティングなんて、けっ、きっとあのブドウは酸っぱいんだ(拗)。

Ricoh以外のサイトも少しつまみ食い。G99を買ったばかりなのでPanasonicサイトを物色してみましたが、私にとっては少し残念なことにLUMIXのCP+2021はm4/3マウントもLマウントも動画全振り。これからの需要がどっちへ振れていくかについてパナさんの見方が良くわかりますね。

というわけでLUMIXコンテンツをスルーして、代わりに勉強したのがOM-Dのこちらのセミナー。
吉住志穂さんの「OM-Dで撮る花写真」。梅の花がうまく撮れず悔しい思いをしているところなので、自分的にタイムリーなテーマでした。「この花、この木ちょっといいな、と思ったら、安易に他へ行くな」「構図を変え、絞りを変え、ピント位置を変えて、納得の1枚になるまでそこで粘れ」というアドバイスをくれたのが印象的。梅の花は小さく可憐に撮るが吉、というアイディアもいただきました。

FUJIFILMはね、あまり熱心に深堀りしなかったけど、萩原史郎さんと萩原れいこさんの「風景写真家師弟対談」というのを覗きました。
「なぜXマウントか。決め手はやっぱり『FUJIの色』ですよ」というわかりやすいメッセージを繰り返し2人で語り合っておられました。RAW撮り屋の私としてはFUJIFILMさんのこの手の布教にはいつも微苦笑。いや、確かにここで見せていただいた写真は本当にいい色なんだけど。

最後は、もう一度Ricohサイトに戻って(時系列めちゃめちゃですが)やっぱりこれですかね。
なんのことだか分からない人には説明しにくいんですが、PENTAXがZOOMで「5人×20分づつ」という少人数単位の「バーチャルタッチ&トライ K3-III」をやってくれたので、時間が無い忙しいといいながら、ちゃっかり予約して参加してきました。ライブでいろいろ触ってみせてくれて、リアルタイムでチャット質問すると答えてくれるという趣向。

「機能ダイヤルが無いのなら、では右肩のダイヤルは何ですか」という間抜けな質問をしたのはわたしです。それは操作ダイヤルだよ、機能ダイヤルが消えても、スマートファンクションでメニュー選んだあとにパラメータ動かす操作ダイヤルは要るんだよ、察しろよ >わたし

シャッター音が聴けてよかったな、というのと、スマートファンクション良さそうじゃん、というのが感想。あと、PENTAXさんのファインダー自慢がちょっと鼻についてたんですが、この場でスマホ画面通じて覗いて見せてくれて、自慢するだけはあるかもね、と見直したりしてました。

というわけで、メジャーなS,C,Nのサイトに行ってないマイナーレポートですが、各社が頑張って工夫してオンラインで楽しませてくれたことに感謝です。ありがとう!!

でも、やっぱり本物の展示会のあの高揚感と、広い会場を迷って歩き回る疲労感を懐かしく愛しく思い出しましたね、わたしは。
来年こそは、リアルCP+に期待してます。

タイトルとURLをコピーしました