Lマウント連合だけじゃない PとSとL

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CP+の記事が1回割り込んじゃいましたが、マイクロフォーサーズ一眼 Panasonic DC-G99 の続きです。

ただし今回は写真を撮る話ではなく、カメラ用の電池の話。

これまで使っていたGX7mk2とは電池の規格が違います。新ボディの付属品として1つ純正電池が付いてきましたが、こいつを買い足そうとするとおいくらなんでしょうか?

Panasonic DMW-BLC12 @6,648円

(引用した単価は、2月某日のAmazon.co.jpの販売価格参考例。以下同じ)

なるほど、さすがに純正品はお高い。その分安心とはいえ、ケチな私にはちょっと躊躇われるお値段。 で、ここでようやく話が記事タイトルに繋がります。少し調べてみたら、Panasonic製のG99用電池DMW-BLC12は、SIGMA製BP-51と互換性があるということがわかりました。 SIGMAがいわゆる”互換品”を作っているというのではなく、fp や dpQuattro などのSIGMA製ボディ用の歴とした「純正品」。これが一部のPanasonic製ボディ用の電池と共通規格なんですね。 国産カメラメーカーSIGMAが作る純正バッテリーがこちらです。

SIGMA BP-51 @1,980円

Panasonic製の3割ほどのお値段の純正電池。じつに素晴らしいじゃないですか。 こうなると、ほんものの互換品(ややこしいな)の方はどうなっているのか、気になる。 互換バッテリーメーカーの中では比較的メジャーな存在のROWA Japan製のDMW-BLC12互換品はこんなお値段でした。

ROWA Japan @1,380

このほか、おなじみの中華系互換品がいくつか似たような価格帯で売り出されていました。中華系互換品の一例 @1,300円〜@1,600円このあたりの品物は、単品売りだけでなく、2個・3個単位とか充電器付きとかで売られていることが多いので、1個あたりの単価を特定することが難しいです。中には2個+充電器付きセットで2000円、なんていう格安設定のものもあったので、実勢価格は上記よりもう少し安いとみるべきでしょうね。

さて、こうして比較してみて、どうしようかと。 これまでいくつかのカメラでROWA Japan製や他の中華系互換電池を使ってきて大きな問題が無かったので、私は互換品を使うことにほとんど抵抗はありません。しかし、今回はこうして並べて比較してみると、品物への信頼と値段のバランスの点で「SIGMA純正品」が頭ひとつ抜けて好ましいかな、と感じます。

というわけで、さっそくポチってSIGMA製の電池をいくつか購入しましたとさ。お話はこれで終わり・・・なのですが、  まだこのつづきがあります。今日は最後に特別なオチをご用意しました。

どうもBLC-12,BP-51と共通規格の電池を使っているのはPanasonicとSIGMAだけではないようで、どう見ても同じ規格のこんな”純正品”をAmazonで見つけました。

Leica BP-DC12  @12,100円

いかがでしょう、「ライカ純正品」のこの電池。ライカCLやQ用だそうです。 PanasonicとSIGMAとLeicaの「Lマウント連合だけじゃない」協業関係が、BP-DC12という品番の付き方からあれこれ想像できて、なんとも味わい深くて香ばしいじゃないですか。パナ純正をさらに遥かに上回るお値段設定も、アレコレ想像を膨らませることができてなかなか素敵です。

今回の現場からは、以上です。

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