Raw Therapee という選択

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Luminar4をマシンのスペック不足という致し方ない事情で諦めた私は、これを機に他のRAW編集ツールも調査・体験してみることにしました。具体的にはこの2つです。

RawTherapee

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About RawTherapee is a powerful, cross-platform raw photo processing system, released as Free Software (GPLv3). It is designed for dev...

Darktable

darktable
darktable is an open source photography workflow application and raw developer

いずれも、その道ではそれなりに知られたフリーウェアです。
これまで、無料にしてはかなり使えるがAdobe Lightroom(以下LR)の代替になるほどのものではない、というインターネット界隈のクチコミ情報を見て、そんなもんかなと、名前だけは知ってるものの、捨て置いておりました。

今回、Luminar4のことがあったので、一度自分で使ってみた上で評価すべきでは、と考えるようになり、早速試してみたというわけです。で、どうだったか?

それなりに収穫はありました。

どちらもLuminar4と違って私のノートPCでもサクサクと動作します。少なくとも体感上はLRとあまり変わらないレスポンスで作業ができます。そして機能的には、私がRAWデータ編集でいつもやっている程度のことは、どちらのツールでもたいてい再現できそうです。LRが決定的に優位なのはファイル管理機能ですが、幸か不幸か私はその機能をほぼ使っていないので、あまり気にせずに済みます。

試した2つのうち、私はどちらかといえば、Raw Therapeeのインターフェースの方が馴染みやすく感じました。操作メニューが難解でとっつきにくいのですが、私が使う機能はいつも決まっているごく一部に限られますし、充実したマニュアルサイトがあって(日本語化されています)助けになってくれそうです。

※ここまでの記事で、なぜPENTAXIANならメーカーから提供されているDigital Camera Utility5(DCU5)を使わないのか、という疑問が湧くかもしれません。その理由は簡単で、DCU5はPENTAX機以外で撮ったRAWファイルを認識してくれないからです。私はマルチマウントユーザーの端くれでPanasonicやFUJIFILMのカメラも使うので、これらのRAWファイルを読めないDCU5は残念ながら選択肢に入りません。

これがRaw TherapeeのRAWデータ編集画面。
しばらくはこのツールを使って試行錯誤してみることにしましょう。

というわけで、2回連続してRAW編集アプリの話題でした。

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