FUJIFILM SQUARE

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仕事上でお世話になっている大先輩Tさんが長く風景写真を嗜んでおられて、写真展に作品を出しているから見においで、と誘ってくださいました。長野の御射鹿池の作品を出したんだよ、と。

むむ、御射鹿池。つい何日か前に、私が大したことのない写真をこのブログにアップしたばかりの、あの池ではありませんか。
これは是非、勉強をしにいかねばならんでしょう。

TさんがFUJIFILM機のユーザーだというのは知っていましたから、展示会のギャラリーが富士フイルムのフォトサロンなのは織り込み済みです。8月中旬の猛烈に暑い日でしたが、六本木のFUJIFILM SQUAREにお伺いしてきました。

入口の写真だけ撮りました。いちおうFUJIFILM XF10で(笑)。
写真展そのものは撮影不可なのでブログ上では残念ながらお見せできません。会期はすでに終わってしまっていますが「フォトグループいぶき写真展【2020四季のいぶき】」がたいそう素晴らしいものだったことは報告しておきます。

恥ずかしながら会場に着くまで勘違いしていて、FUJIFILMのデジタル一眼で撮った写真が見られるんだろうと思って行ったら、こちらは大・中判銀塩写真専門の同人で、展示作品はすべて6×4.5, 6×6, 6×7で撮った銀塩風景写真の大作がズラリ。とにかく圧倒されました。

Tさんの御射鹿池は、例の浮島の白樺と足下に小さな白い花を付けた梢を高望遠で捉えて、深い碧色の水鏡に写してたっぷりと見せる力作で、当たり前だけど私の観光写真とは雲泥の差だよなあ、とあらためて感心。他の作品もよくぞアマチュアがここまで、と唸らされる入魂の作品揃いでした。

風景写真の高嶺もネイチャー写真の深淵も私には到底目指せるものではありませんが、とにかく良い目の保養になりました。

さて、初めて訪れたFUJIFILM SQUAREの感想です。
フォトギャラリーと現役のカメラ類の展示紹介だけではなく、古いスチルカメラ、動画カメラを揃えた展示があってけっこう楽しめます。ローライフレックスやハッセルブラッドの旧機を眺めるのも楽しいですが、伝説の”カメラオブスキュラ”がここで見られたのには流石に驚きました。また、写真ではありませんがさすが富士フイルムさん、ASTALIFT化粧品の充実した販売コーナーが併設されていて、何組かの女性客を強烈に惹きつけていたのが印象的でした。

か弱きPENTAXIANの私ですが、たまにはこういう”他流”のギャラリー訪問も良いものです。
現場からは、以上です。

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