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京都は寺社巡りと同じくらい、いやそれ以上に街中を歩くのが楽しいと思います。今回はGX7mk2とパナライカ12-60mmを手に、Lモノクロームで巡る洛中写真散歩の巻です。
旧いものも新しいものも取り交ぜて、市中どこでも見ることができる商店の格子。これは何屋さんなのか忘れましたが、ひときわ見事でした。
年季の入ってるっぽい瓦屋根をビルの軒先にあしらった旅館。入るのに勇気が要りそうな迫力。
三条通りの3階建てのビルは明治時代の建物と聞きました。いまは洋服屋さん
同じく三条通りに面した、昭和初期か大正かという旧いビルの中。もちろんリノベーションされているのですが、下から見上げた回り階段がなかなかレトロな感じで素敵です。
二年坂の有名な絵葉書アングル。タイミングよく着物姿の方が通りかかったのでちゃっかり借景。いつのまにかこの通りは二寧坂と呼ぶようになったんですね。
高台寺の下あたりの綺麗なS字路、なんという通りなのか知りませんが濡れた路面がナイス。
旧い造りの土産物屋さんの中庭に面して置かれていたミニ水琴。口を開けた小さな井戸の闇に、微かに雫が落ちているのですよ。
商店の2階、なんということはない簾なのですが、モノクロのマジックで味が出ている、ような気がします。
こういう路地が、いかにも京都らしい風景。
雰囲気変わって、今は博物館になっている旧日銀ビルの重厚な内装。
同じく旧日銀。金属の光り方に味があります。
最後は六角堂の初詣風景をカラーで。
長々と見ていただいて、ありがとうございます。
このように片端からスナップして、正月の京都でLモノクロームの味わいを堪能しました。
GX7mk2とLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmの組み合わせは十分に軽く小さいし、写りに不足は無いし、文句のつけようがない活躍でした。唯一の難点はGX7mk2が雨に弱いこと。本格的に降られたらどうしようもなくなるところでしたが、今回はなんとか天気が持ちこたえてくれました。これまではPENTAX KPの補欠的な使い方でしたが、KPが故障入院から帰ってきたら使い分けに悩みそうです。