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日が暮れる少し前に、この日の宿泊先がある京都駅近辺に戻ってきました。駅前の京都タワーって、どうにもコメントするのが難しい建造物ですが、夕陽が射して仄かに朱く染まったこの時の感じは、悪くないな、と思いました
そういえば、京都駅の建物がこのデカブツになってから随分経ちますが、いつも下から見上げているばかりで、中央通路より上層には登ったことがありません。ちょっと見に行ってみましょう。
地上からエスカレータを延々と乗り継いで、有名な伊勢丹デパートの屋上「大階段」までやってきました。たしかにこの階段は大きいです。これだけの空間を敢えて贅沢に「無駄使い」して階段にしてしまうとはなんという大胆さ。この時は人影が疎らだったので「無駄にデカい」感じが写しとれて良かった。
大階段をさらにずんずん登ります。頭上は開けているわけではなく、大屋根と空中回廊に覆われています。
これは巨大さが強調できてない、ダメ写真になっちゃいました。
ちょうど一番上まで登った時に、西の山並みに太陽が沈んでいくところでした。
雲がまったく無い、超オープンな日没・夕焼けシャッターチャンスだったのですが、空気があまり澄んでなくて、おまけにあまりクリアでないガラス越しだったので、鈍い感じになってしまったのが残念。
空中回廊を歩いているうちに、どんどん空の色が暗くなってきました。マジックアワーの魔法が効くかと、回廊から東山を遠景に京都タワーと京都の街並みを撮ってみました。
悪くない構図だと思ったのですが、この濁った空気の状態では魔法の威力も乏しいようです。数分早ければもう少しましだったかも。
ということで、はじめての京都駅ビル彷徨は、手ごたえ今一つのままで終了です。
季節・天候を選んでいろいろトライしてみる甲斐はありそうなので、愉しみは今後にとっておきましょう。
