ブルー モスク

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仕事で数年ぶりにマレーシアに行きました。今回はクアラルンプール（通称KL）郊外のシャーアラムに数日滞在しました。

荷物の中にPanasonic GX7mk2を忍ばせてはいったのですが、この街はセランゴール州都とはいえ、KL中心部とは違い、車なしで徒歩でカメラ抱えて散歩するのに向いた環境ではありません。何より仕事がそこそこ忙しかったので、写真散歩するためのオフの時間がほとんどありません。

唯一、宿泊先のホテルが有名なブルーモスクの近くだったので、せめてこれだけはと思い、夜明け前に起きだして撮ってきました。

Blue Mosqueは通称で、正式にはThe Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosqueという、アジアで有数の巨大なイスラム寺院です。壮麗な景観が写真映えすることもあって、近年は日本人観光客の間で人気のスポットになっています。

礼拝などの活動に差支えの無い昼間の時間帯は、非ムスリムの観光客も見学できるのですが、必ず案内ガイドが引率して一定の見学コースを回るスタイル（無料）です。逆に言えば、朝夕の光線の感じの良い時間帯を狙って入場して、好きなように構図を作って撮りたい私には向かない条件。宗教施設なのでこれは仕方ありません。

そもそも昼間は仕事だから行けないし（苦笑）。

というわけで、早朝にホテルから歩いて（横断歩道の無い広い車道をmy own riskで走り抜けつつ）モスクに向かいました。

まだ暗いうちに徒歩10分足らずでドーム裏手に到着。ちょうど朝の礼拝の時間で、あたりには大音量のアザーン（祈りを呼びかける朗誦）が流れている荘厳な雰囲気。

礼拝者以外は簡単には敷地内に入れないのですが、ここは裏手の駐車場で、ここまでは異教徒（笑）も出入り自由。だんだんと藍から曙に移る空をバックに、ドームと４つのミナレット（尖塔）を割と近い距離から撮らせていただきました。

このアングルはモスクの「横」にあたります（正面は写真の左方向）。せっかくなので正面に回りたいところですが、ホテルに戻って仕事の支度をする時刻が迫ってますし、この時刻にはモスク正面からは近づけない（入場できない）かもしれません。