銀残し風に東福寺

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限定公開の桔梗の寺こと天得院を目当てに出向いたのですが、ここまで来て東福寺に寄っていかない手はありません。以前ひどい雨の日に来て、途中でめげて引き返したことがありますから、再挑戦ということになります。

とはいえ今回も、雨こそ落ちてきませんが、冴えない重たい曇天でです。燃える紅葉の名所といえども、この天候で普通に撮ったのでは、いささか平板なスナップになりそう・・・。
というわけで、ちょっとした気まぐれで、久しぶりに「銀残し」風に現像してみることにしました。撮影は前回のつづきでPENTAX KPとHD DA 16-85mmです。

東福寺といえば、見どころは境内の紅葉の谷を渡る2つの橋です。まずは下流の竜臥橋から通天橋を眺めます。

PENTAXの名物カスタムイメージ ”銀残し”。曇り空を逆手にとって、いい感じにドラマチックになってるように思います(自己満足)。といっても、私のは、RAWデータを、有志がお作りになったプリセットを拝借利用した上でLightroomでそれらしく調整する”なんちゃって銀残し風”ですが。

”なんちゃって”でも、ツボにはまれば、それっぽい絵造りになります。

それっ「ぽい」だけで、写真自体が上手なわけではないので、たくさん見るとこの手のは飽きてしまいますから、そうならないうちに、さっさと銀残し風 東福寺散歩を済ませましょう。

と言いつつ、自分ではそこそこ気に入った写真も撮れていたりする。これとか妙に好きです。

そして、東福寺の見どころと言えば通天橋ですね。一瞬、薄日が差しました。

天井を見ると、こんな奉納書きが。

臨済宗大本山東福寺、広大で壮麗な寺院です。

往路とは逆に、上流の通天橋から下流の竜臥橋を望む。これはこれで絶景ですが、私はやはり下から上を眺める方が好きかなあ。

色鮮やかな花を敢えて漂白したみたいに写す。健康的とは言えないけれども、これはこれでありかも、と思ったり。

銀残しは金属やガラスやコンクリートなどの無機・硬質の題材の方がハマりやすいと思いますが、木造建築や植物が対象でも、それなりに表現として成り立つ可能性を、ヘボなりに感じました。

というわけで、銀残し風の東福寺でした。
前回未到達のカタキはなんとかとれましたが、次は綺麗な写真をまともに撮ってアップできるように、天気の良い時に来たいものです。

とは言うものの、紅葉シーズンは足の踏み場も無いそうなので避けたいし、盛夏は暑くて辛そうだし、どうしたもんかな。

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