池上梅園

東京・大田区の池上本門寺の裏手に、池上梅園という区立の庭園があって、毎年この季節になるとちょっとした梅見の名所になっています。

梅の花は空気がまだ凛として冷たい季節に咲くこともあって、清々しい感じがします。桜のような圧倒的なボリュームはありませんが、わたしは好きです。

2月下旬にPENTAX K-3IIIを抱えて撮ってきた時には、梅園全体としてはまだ四分~五分咲きといったところでしたが、木によってはたくさん花をつけているものもありました。

梅撮りは、↑の写真のように花のボリュームが稼げる時は絵作りがしやすいのですが、背景に花の少ない細い枝がたくさん重なる構図になることが多く、画面がうるさくなりがちで、いつもその処理に困っていました。

そこで、今年は明るいレンズを使って思い切り背景をボカして撮ってみる、という作戦で臨んでみました。

FA 77mm limited F1.8(開放)

SIGMA 30mm F1.4。開放だと背景がボケ過ぎたのでこの写真はF2.0で撮りました。

FA 77mm limited F1.8(開放)

永世ビギナーのわたしとしては、この作戦はそこそこ成功したと考えて良いのではないか、と悦に入っているのですが、いかがなものでしょう。

前ボケにも挑戦してみました。
FA 77mm limited F1.8(開放)

こういう撮り方の時には、ボケ・クイーンこと(わたしがそう呼んでいるだけですが)FA77mm limited F1.8 はたいへん重宝します。

最後もボケ・クイーンで撮った写真ですが、これはいくつかの花をしっかり写したかったので、少し絞りました。絞ると見違えるほど頼もしいキリっとした描写になるのも、このレンズの面白いところです。

というわけで、五分咲きの池上梅園で早春の梅撮りを楽しむの巻でした。

この日はこのまま、少し足を伸ばして東急池上線沿線のフォト散歩に向かったのですが、それについては次回。

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