HDDの破壊処分

ちょっと穏やかでないタイトルですが、文字通り破壊しました。

永らく家庭内で使っていたNASのHDDがついに昇天しました。数年前には写真の一次ストレージとしても活躍していたHDDでしたが、最近はより新しい小型の(しかも容量は大きい)USB接続のポータブルHDDや、クラウドストレージに役割を譲って、クリティカルな使命から解放されて悠々自適の余生(?)を送っていたドライブの大往生でした。

廃棄処分の前にディスクの中身を消去したいところですが、なにぶん全く起動しなくなってしまったので手の施しようがありません。こうなるとただの物言わぬ金属の塊です。

どんな手段をとり得るかいくつか検討した結果、物理的に破壊してから燃えないゴミに出すのが良い、という結論に達しました。破壊はそれこそ工具も作業場も無い素人には難しいので、専門家に頼るしかありません。調査の結果、こちらに持ち込むことにしました。

ビックカメラさんでは(店舗によりますが)HDDを持ち込めば、店頭で預かって目の前で専用の機械で破壊してくれるというサービスを提供しています。

有楽町店の総合案内で尋ねたところ、パソコン売り場のある5階フロアで受け付けていると教えてくれたので早速GOです。「PCサポート」案内の番号札を取って待つことしばし、係の人が出てきて「はいはい」と慣れた様子ですんなり受付けてくれました。

もうデータが取り出せなくなりますよ、とか、壊した後は持って帰ってくださいね(これ、結構大事なポイント)、とかいくつか注意事項の説明を受け、確認書にサインしました。

「では、そこの白い機械で作業しますね」と、係の人がHDDを持ってカウンター奥に入ります。写真手前の女性が操作している機械が「破壊」を司るマシンのようです。

3分ほどの間に、HDDの破壊が完了しました。作業の終わったHDDを返却してもらってあっさり作戦完了です。代金は消費税込みで1080円でしたが、自分ではどうしようもない作業を代行してくれると思えば高い買い物ではない、と私は思います。

せっかくなので「破壊」された姿もお見せしておきましょう。

念入りに12個もグリグリと穴を開けてくれました。これならデータ流出の心配もなさそうです。

デジタル写真を趣味にしていると誰しもデータの保管は悩みの種だと思いますが、こうしてストレージの「物理的な最期」を目にする機会は結構レアです。全身に銃弾を喰らったような姿には、なにか無常を感じなくもないですね。

ではでは。

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