ピークデザインのプレートをマンフロット三脚で使う(後編)

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
前回、ストラップを付けたままManfrotte三脚へのカメラ着脱自在を狙ったPeak Designのクイックシュー兼用アタッチメントの買い物が、勘違いの大失敗かと思いきや、ピークデザインのサポートサイトの「マンフロットの不適合製品を抱えて困ってる人のために、アダプターを用意した
から please contact us」の記述に、”the last hope”一縷の望みを見出したところまで、でした。

相手はアメリカさんですが、下手な英語でメール連絡してみましたよ。
「アダプターを東京で入手する方法を教えて」

たぶん、どうにもならないだろうなあ。通販会社とかたらい回しにされて結局ダメとかいう結末だろうなあ、と予想しつつ、ダメ元で。

そしたら、驚きましたねえ。思いがけず速攻で返信が来るではありませんか。しかも内容が誠実。
「不便かけてごめんね、すぐにアダプターを送るから住所を教えてよ」
「僕たちはクラウドファンディングベンチャーだからさ、こういうリクエストにひとつひとつ応えながら着実にレベルアップしたいんだ(ちょい意訳)」
と、健気な対応を約束してくれるメールでした。

住所の連絡などのやりとりを含め、最初のメールから2週間後、件のアダプターがちゃんと届きましたよ。もちろん無料。

#出荷元は香港のデリバリーセンターでした。Peak Designさんは香港の事業所が貿易を担当して、中国の事業所で製造する、というフォーメーションなのかな?

もともとこのプレートは、Manfrotteの雲台に適合させるために本体に小さなアダプターを2つ取り付けて使う仕様なのですが、そのうちのひとつを今回届いたものと交換せよということでした。下の写真は交換済みの状態で、外れているのがこれまで付けていたアダプター。

で、交換後のプレートをManfrotteの三脚に取付完了した図がこちら。

びくともしない万全な適合状態です。

ということで、私の大失敗はPeak Design社の的確なサポートのおかげで、危ういところで回避され、当初の狙い通りに

「カメラにPeak DesignのかっこいいPro Plateアタッチメントを付けて、ストラップを付けたまま、手持ちのマンフロット製三脚・一脚と自在に着脱可能にする」

を達成できたのでした。めでたし、めでたし。

Peak Designの製品は良いんだけどちょっと高い。
高いんだけど、このやりとりを通じて、私はすっかり彼らが好きになってしまいました。

#因みに、製品更新サイクルの短いPeak DesignではPro plateはこの問合わせをした時点で既にディスコンでした。後継製品に同種の問題および解決手段があるのかどうかは、私は存じません。念のため。

タイトルとURLをコピーしました