昨年末に知人から聞いた話です。
「蒲田から東急に乗ってたら、途中の何とかという駅で「破魔矢発祥の地」という看板を見かけて、それ以来気になってる」
ふむふむ。それは確かに気になるなあ。ちょっと調べてみたら、どうもそういう言い伝えのある神社があの辺にあるらしいことがわかりました。ちょうど良い初詣になるかなと思い、元日の午後に行ってきました。
最寄り駅は東急多摩川線の武蔵新田(むさしにった)駅。大田区矢口にある新田神社です。
新田神社
新田神社のトップページ。破魔矢発祥の地として知られ新田義興公をお祀りする神社です
鎌倉時代末期に後醍醐天皇を奉って幕府と戦いこれを打倒して、建武の新政の立役者のひとりとなった新田義貞の次男、新田義興を祀った神社だそうです。新政以後は父の義貞と同様に義興も足利尊氏と敵対し、南朝方の武将として奮戦しましたが最後はここ矢口で謀殺されたと伝えられます。その怨霊の祟りを恐れて新田大明神として祀られたのが、現在は新田神社となっているのだそうです。
到着してみたら、地元の初詣参拝客で大賑わいでした。
江戸時代に平賀源内が当地用に「矢守」(矢を象ったお守り)を考案したの破魔矢の発祥ということになっているそうです。源内先生は義興公の悲劇を題材に「神霊矢口渡」という浄瑠璃・歌舞伎の演目も書いてますから、私が思うにこの先生、今でいうメディアミックスを仕掛けてひと儲けされたということではないかな、と。
現在、新田神社で授けられている破魔矢はこんな姿かたち。
太い横線を一本引く「一つ引き両紋」は新田家の家紋だそうです。シンプルで格好良いですよね。
彩り鮮やかな花手水。
なにやら霊験あらたかな感じのするご神木。
冬の午後の斜光の中、コントラストの強い厳しい光線状況でしたが、小さなGF10は頑張ってくれて、初詣のついでに楽しくスナップできました。


