シンガポール4 カトン

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シンガポール編の続きです。

現代のシンガポールは、中華系、マレー系だけでなく、植民地時代のイギリスや、インド、オセアニアを含めた様々な人と文化が混ざりあっています。

とはいえ建国50年のこの若い国のルーツは「マレー半島に渡った中華系移民=プラナカン」たちで、彼らの文化こそが本来のシンガポールのオリジナルだと考えることもできます。シンガポールでプラナカン風といえば「伝統的な」というニュアンスになるようです。

そのプラナカン様式が建物に色濃く残っているのが、今回訪ねたカトン地区です。どんなんか、というと、こんなんです。

この一角は特に美しく保存されているフォトジェニックな街区で、写真を撮りにくる観光客でいっぱいです(私もそのひとり)。

こういう「写真向き」の一角でなくても、伝統的な街並みは散歩していて楽しい。

ジョー チャット ロード、というのがこの通りの名前。

MTR(地下鉄)ではちょっと行きにくいので、私は16番のバスを使いました。シンガポールのバスは最新型の車両以外では「次のバス停」を知らせてくれないので、GPSオンにしてスマホのマップを手元で見ながら、いちいち止まるバス停の名前を確かめてドキドキの20分あまりの旅(笑)でした。

最近は市内の至る所でシェア自転車を見るようになりました。乗り捨てられている風のが多いので、うまく使われてるのかどうか私は懐疑的ですが。

床の模様もプラナカン?なのかな。

歩いているうちに陽射しが出て、とたんに暑くなってきました。

消耗しないうちに切り上げて、空調の効いたビルに避難できる都心へ戻ることにしましょう。

以上、カトン散歩の巻でした。

シンガポール編、まだ続きがあります。

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