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なんでしょうね今年の秋は。
暑い夏が終わったと思ったら、たて続けに台風がやってきて天候は大荒れ、地上は風水害やら停電やらで大混乱。温度も湿度も乱高下して、写真散歩どころではない日々が続いていますね。既に彼岸花もコスモスも撮り逃しました。この調子だと紅葉もどうなることやら。
こういう気候の時に限って、仕事がやたら忙しかったり、風邪やらなにやら身体に障りが出たりで、よってもって、要は今年の10月はさっぱり撮れ高があがりません。
仕方がないので、仕事ついでに少しでも欲求不満を解消しょうと、PENTAX KPにSIGMA 30mm F1.4を付けて、良くない眼付きで街を歩いたりしております。
街路樹をいい加減に撮った1枚で只ならぬ立体感が感じられて、おっ、という感じ。
F1.4のボケ量はどれくらいか、改めて確かめてみようとこんなことも。
F1.4
F2.0
F2.8
F4.0
F4.0だと絵にするのは難しくても、F1.4でピント位置に虫か花でも持ってこれればなるほど写真っぽくなりそうです。薄いピントを合わせるウデがあればの話ですが。
ところで、RAW撮り屋の私が、この日に限って何故か設定を誤って、すべてJPG撮って出しです。ふだん現像をLRに頼ってしまっていて勘が鈍いので、大したことは言えないのですが、PENTAX純正のレンズと比べるとこのレンズは少し発色があっさり軽い感じでしょうか。合ってます?
軽い感じを活かすには、光るものを撮って、露出を上げて飛ばし気味にしたらどうかと、安易な発想で。
何の愛想もない舗道の手すりを撮ってみたのですが、意外に悪くないじゃん、と自己満足。
明るいレンズなのでボカすことばかり考えがちですが、そういえばSIGMA30mmは、絞って硬質なものをくっきりはっきり写しとるという特長もあるのでした。
背景が青空なら、もっと目が覚めるようにパキッと撮れたに違いありません。
これまで私の標準域のエース単焦点はコスパ抜群のsmc DA 35mm F2.4でしたが、このSIGMA 30mmもなかなかの強者です。携帯性に少し差がありますが、題材により局面により、うまく使い分けていければいいなと思っています。
以上、悪天候の続く中で撮影欲求不満が募る素人の、寄る辺ないスナップでした。お目汚し失礼いたしました。