ときどき鉄道風景を撮りたくなる”旅鉄ライト層”を自覚するようになって数年、ずっと気になっていた千葉県の小湊鐡道沿線にようやく行ってきました。今年の首都圏はソメイヨシノの開花時期にあいにくの冷たい雨に見舞われましたが、その雨の止み間をついての出撃です。

ローカル線撮りには車で出向いた方が便利なのですが、初訪問の今回は100%鉄路での日帰り撮影行です。背負って歩くカメラは携帯性重視でG9PROII。レンズはLeica DG12-60とLeica DG50-200の2本。
JR内房線五井(ごい)駅まで朝のうちに移動し、小湊鐡道に乗り換えます。午前9:06発上総中野行に乗って五井を出発。
ちなみに小湊鐡道はSuicaなどのICカードが使えませんが、わたしはスマホのアプリで1日乗車券を購入して乗りました(詳しくは上記の公式サイト参照)。
あと、乗り換え口近くでお弁当やおにぎりを売っている謎のおばちゃん(失礼!)が居て、小さめのおにぎり2個で200円という夢のような価格だったのでつい購入してしまいました。ローカル線ではお昼ご飯の調達に困ることが良くあるからね。
ディーゼル車にいい感じで揺られること1時間あまりで花咲く月崎駅に到着。
乗ってた列車が終点から戻ってきたところを俯瞰でもう1枚。
ピントが甘くなってしまった原因は列車の上り/下り方向を勘違いした自分のミス。
右からやってくるとばかり思ってカメラを構えていたところに左から現れた列車に動転し、適切なピント位置を誤るという、永世ビギナーの名に恥じぬドタバタぶりでした。
気を取り直して、菜の花越しに味わい深い駅舎風景。
無人駅ですが綺麗に保たれています。駅舎内には中井精也先生のサイン色紙が飾られていたりして心和みました。
駅前広場に隣接するアート作品森ラジオステーションをバックにソメイヨシノ。花ももちろん綺麗ですがこの木の肌の感じに惹かれました。
記事が長くなっちゃってごめんなさい。写真をあと2点ばかり。
開業100周年の黒いヘッドマークがかっこいいですね。
駅に隣接した菜の花畑が花盛りで、そのおこぼれでホーム上にも黄色い花がちらほら咲いているのを使って1枚。
このとき、菜の花畑自体を特に撮らずに済ませたのには一応理由がありました。この日の夕方に養老渓谷駅の近くの有名な菜の花畑を訪ねる予定なので、「列車と菜の花」の写真はそこで存分に撮ればいいや、と考えていたのです。
この考えがちょっと裏目に出た、という話は後続の記事で。