春の川越散歩 その2

LUMIX G9PROIIを手に、桜を待つ春の川越散歩のつづきです。

弁天横丁のトモリ食堂さんで美味しいランチをいただきました。廃屋をリノベーションしたいい雰囲気の店内。

わたしが座ったカウンターの足元を覗くと、テーブルの脚がアンティークの足踏み式ミシンを改造したものでちょっと驚きました。

なお、この写真だけ、超広角Leica DG8-18mmを使ってフォトスタイル”スタンダード”で仕上げてます。他はすべて前回同様にLeica DG12-60mmで撮って”Lクラシック ネオ”仕上げ。

廃屋つながりで、近くにあった設備工事屋さんだったと思しき大きな廃屋。

晴天下の廃墟というのは、独特の明るいもの悲しさがありますね。この建物はたしか以前も撮ったことがある、というか近くを通ると撮らざるを得ない不思議な引力を感じます。

妙に静かな気分になったので、こんなものも被写体にしてしまいました。商店の古びた外壁。

裁判所前に残っていた紅梅。綺麗なだけでなく何かちょっと心惹かれました。

どこで咲こうと花に変わりはありませんが、「裁判所の梅」って、なんか音の響きや言葉として聞いた時の心の響きが独特な感じがします。

川越氷川神社まで足を伸ばしましたが、今回はさほど写欲を刺激されず、結局いつものようにこれだけを撮って帰ってくることに。

釣灯籠を見るとなぜかつい撮りたくなるこの性分は、我ながらよく意味がわかりません。

最後は、中学校の敷地から顔をのぞかせていたハクモクレン。

勝手にわたしがそう思っているだけですが、春を代表する花が数ある中で、この花の白さは他には無い純粋さというか気高さを感じます。この木はまだ盛りを迎える前でしたが、その「まだ満ちてない」感じもまた良し。

このLクラシックネオというフォトスタイルは、今回初めて多用してみました。これまでこういう「明るい仕上げ方」は食わず嫌いで敬遠していましたけど、題材やテーマ次第では威力を発揮する局面もありそうだな、と見直しました。今回すべてがうまく嵌ったとは思いませんが「ノスタルジックな都市風景」のいくつかのパターンでは使えそうな感じがします。

というわけで、ここ2回にわたっては、肩の力を抜きながら楽しい川越散歩の巻でした。
最後まで見ていただいてありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました