レンズとシャッター音

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一眼レフを使っている人は、誰でも気が付いているであろう小ネタです。

カメラのシャッターを切る時の音は、付けるレンズによってかなり変わりますよね?

うちのK-70の場合、
HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WRを付けていることが最も多いのですが、この時のシャッター音は、率直に言ってあまり「いい感じの音」とは感じません。カタカナで表現すると
「パタ」ないし「パシャ」っていう感じでしょうか。実際の内部機構の材質やメカニカルな動きをほとんど理解していませんが、感覚としては堅いプラスチックの部品が同士が動いて当たった音がするな、というイメージです。

レンズを替えて、smc PENTAX-DA 35mmF2.4ALを付けるとこれが少し変化
します。
「パシャッ」という、ほんの少し「余韻」のある感じに聞こえます。音だけでなく、ボディを包み込んでいる手のひらにも、ちょっと「響く」感じの手ごたえが伝わってきます。少しシャッターを「切ってる」感がしてくる。

#個人の感想です

今のところ、私のK-70が最も「一眼レフらしい」音と手応えを感じさせるのは、金属鏡筒のオールドレンズ  Auto Takumar F1.8 55mm を付けた時です。

「カシャッ」時として「カシャーン」という、先ほどまでと違う硬質な、心地よい響き。それに、カメラの奥のほうで何か小さな金属が内部機構をカツンと叩いて、手のひらにそのかすかな振動の余韻が伝わってくる感じ。うん、カメラのシャッター音って、いつもこうありたいよな。

#しつこいですが、あくまで個人の感想です(笑)。実際に「金属が内部機構をカツンと叩いて」いるかどうかなんでまったく知らないので、感想どころか、単に私の妄想。

材質、鏡筒の長さ、レンズ口径の大きさ、などいろんな要因で音や手応えが変化する、あるいは変化するような「気がする」のだと思います。

音や手応えだけを理由にレンズを付け替えるわけにもいきませんが、良い音がすると、ちょっと気持ちがアガるという効果は確かにあると思うので、これからも時々気にして「良い音のレンズ」を見つけていきたいと思います。

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