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神代植物園で撮ってきた花の写真を材料に、
よく写真入門書である
「ハイキー」の表現と「ローキー」の表現を試してみました。
といっても未熟でガサツな私のやることですから、要するに、同じRAWデータをもとに、Lightroomで現像する時に思い切り露出量を上げたものと、下げたものを作って比べてみた、というだけのことです。
ロウバイ(ハイキー)
ロウバイ(ローキー)
前回アップしたロウバイとは異なる、少し白っぽい花が咲く品種です。たしかに露出で雰囲気は随分変わりますね。ハイキーだと明るく軽い雰囲気。軽やかなピアノ曲でも流れていそう。ローキーだと暗く重たい雰囲気。重厚な弦楽器の低音が響いていそう。に、見えなくもない、かな。
ツバキ、いやサザンカかな(ハイキー)
ツバキもしくはサザンカ(ローキー)
ハイキーだと、「希望に満ちた清楚な花一輪」に見えるけれども、ローキーだと、「しかし、誰知るやこの花に秘めたる憂いありしを」みたいな感じに、見えなくもない、かな。個人的妄想入りすぎですかね(笑)。
露出量をいじる、というだけのことですが、やってみると、確かに同じ花でも随分違う雰囲気になるもんだな、と入門書の教えを(不完全ながら)追体験できて、感心しました。
植物だけでなく、いろんな場面で露出変化による写真表現を、これから初級者なりに試してみようと思いました。
今回の現場からは、以上です。