歌川広重「名所江戸百景」の四十四景は 日本橋通り一丁目略図、元の絵はこちらです。
場所は日本橋だということですが、”白木屋”の暖簾があることで今の永代通りと中央通りの交差点だとわかります。白木屋百貨店が後の東急百貨店日本橋店さらに変じて現在の複合ビルCOREDO日本橋となったことは、わたしのように昭和生まれの東京在住者なら多くの人がご存じでしょう。
というわけで現地の四つ角に立って、いい感じの和装の芸人一座が通ってくれないか待ちましたが・・・そううまくいくはずがありません。
都心オブ都心の週末の午前、それも商業施設の開店前の時間だと、こんなもんですかね。人影が少なくちと寂しいですが「白木屋前」の今昔を感じていただければ幸い。
せっかくなので、COREDOのスカイラインも仰いでおきましょう。
見上げるだけじゃなく足元にも撮るべきものがありました。舗道に置かれたプランターの小さな草花がことのほか瑞々しく綺麗に思えたのでしゃがみ込んで1枚。
もう1点、COREDOの向かいに滋賀の県産品ショップがあって、ここもまだ開店時間前ではあるのですが店舗外装は滋賀県大津市を舞台にした傑作小説「成瀬は天下を取りに行く」が本屋大賞を受賞したのをfeatureして盛り上がっていました。わたしもこの作品が好きなので、乗っかってご紹介まで。