歌川広重の「名所江戸百景」の十七景は、飛鳥山北の眺望。元の絵はこちらです。
北区・にある飛鳥山公園は現代も桜の名所として有名ですから、撮影場所の特定までは簡単でした。で、JR王寺駅のすぐ脇にある飛鳥山の上に登って、公園の北端から東北方向を眺めると・・・
だ・か・ら!
前にも言ったけど、筑波山は無理なんだってば!東京の街中からはどうやったって見えません!
と、文句を言っても誰に届くわけでもないので、仕方なく北方に向かってシャッターを切りました。満開の桜の花だけが共通点で、似ても似つかない写真になってしまって、いつものことながら面目ない次第です。
お天気が冴えないのも晴れ晴れした気分に水を差してますかね。元の絵でも景色は白く霞んでいるようにも見えるから大目に見ていただけるとちょっとは気が楽になります。景色は零点かもしれませんが、お花見でなんとなく人々が浮かれた様子に見えるのだけは、昔も今も変わらないといえば変わらないかも。
せっかくのお花見日和ですから、公園内の写真もちらりとアップしておきましょう。
あと、飛鳥山~王子といえば、旅鉄ライト層のわたしとしては桜の花と並んで気になるものがあります。というか今回、むしろこっちの写真の方が名所江戸百景よりもよほど出来が良いメイン作例かも(笑)。
飛鳥山公園わきの貴重な併用軌道を走る都電荒川線こと「東京さくらトラム」です。さくらトラムと満開の桜、おまけに車両のボディカラーも桜、ということで偶然にしては出来すぎの一枚ということになりました。やったぜ。
この近くにもう一箇所、桜の名所の百景スポットがあるので、そちらに移動することにしましょう。