前回郷土料理の話を掲載しましたが、会津・裏磐梯までやってきて、毎日毎食、会津の和食を食べているわけではありません。当地に滞在する間、いつも楽しみにしている軽食・カフェについても記しておきましょう。
【ささき亭】
曽原通りにある「ささき亭」さんは、裏磐梯に滞在するなら一度は訪ねるべきベーカリーです。
食パン、菓子パンだけでなく、クロックムッシュなどの食事用パンも品揃えされていて、地元の住民、ペンション・民宿などの業務用仕入れ、わたしのような通りすがりの観光客・近隣のキャンプ場利用客など、来店者多数でいつも賑わっています。
人気がありすぎて、その日の朝焼きあがったパンが、朝8時に開店して早いと10時前には売り切れてしまいます。今回は9時過ぎに覗きに行って、すでに棚にはほとんど品物がなくてちょっと焦りました。
コロナ禍で一時期は物販だけになっていましたが、イートインも復活したらしいです。早起きして行きましょう。
【べこの乳】
一度聞いたら忘れないブランド名「ベこの乳」で知られる、地元の牛乳メーカー会津中央乳業さん。裏磐梯を含む会津全域が販売エリアのようです。
ローカルの牛乳メーカーは全国にいろいろありますが、その中でもひと味違うと思います。わたしが初めて「べこの乳」をそれと意識していただいたのは、上記の「ささき亭」さんのイートインで飲み物を購入した時でした。なにこれ、美味しい！ パッケージのコピーが味があって面白い！
殺菌方式に特徴があるらしく独特の美味しさのある牛乳「ベこの乳」も良いですが、個人的には「ベこの乳発 コーヒー特急」と、加糖ヨーグルト「べこの乳発 会津の雪」を強く推したいです。
【ヒロのお菓子屋さん】
レイクウッドペンション村内にあるペンション併設のカフェ。私の知る限り10年以上前からこの地でお店をやられています。さまざまな媒体で取り上げられて年々知名度が上がり、いまやこの地域を旅する人でこのお店を知らない／聞いたことが無い人の方が少ないのではないかと思うくらいの有名店になりました。
パスタ、カレーなどの軽食も美味しいのですがやはり「お菓子」目当ての来客が多いようで、地元の材料を活かした「花豆モンブラン」や「ガトー塩っこら」などのケーキが人気です。今回はわたしはホットサンドとラムレーズン・チーズケーキをいただき、もちろん大変美味でした（テーブル撮りはどうも苦手で、営業妨害になりそうなイマイチな写真しか撮れなかったので省略です、すみません）。
さすが高原のカフェ、8月だというのに庭先ではガクアジサイが元気に咲いたりしておりました。
強い日差しで気温が高い日でしたが、林間を渡る自然の風と扇風機の助けを借りれば、店内でまずまず快適に過ごせました。
とはいえ、このような暑熱の夏が常態化するようだと、避暑地のこのカフェもエアコン無しでの営業が難しくなる日が来るのだろうか・・・あまり考えたくないですが。
そういえば、店内の「ドリームキャッチャー」の飾りつけ、印象的でした。
ドリームキャッチャーは寝ている間に旅に出る魂を守るためのネイティブ・アメリカンのお守り。悪い夢を通さず捉え、良い夢だけを招き入れるのだそうです。
わたしは初めて見たのでとても印象深かったです。この地域に、ドリームキャッチャーの製作をされるアーティストがいらっしゃるらしく、店内ではミニチュアの販売などもされていました。
今宵もみなさまの魂が良い夢に出会いますように。
