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カメラ編、レンズ編は”モノ”の振り返りでした。
今回はカメラと写真を趣味に暮らすという”コト”を振り返ってみます。
■K-70のある暮らし
私にとっては、一眼レフとの出会いは人生のひとつの節目といって差し支えない、大きな出来事でした。
毎週末に、K-70を抱えて写真を撮りに出かけるようになった。
撮った写真をささやかながら掲示する場所が欲しくなって、ブログを開設した。
量販店のカメラ・レンズ売り場でいろんなカメラをいじって遊ぶようになった。
写真雑誌を読むようになり、写真や道具についてあれこれ考えるようになった。
気が向くと写真展などにも出かけるようになった。
家でPCに向かっている時間の大半が、Lightroomいじりか、でなければブログやFlickrにアップしている時間になった。
ひとつひとつは、たいしたことではないのですが、これらの全般のことを通じて、生活の中で「カメラ・写真」という趣味に費やす時間のウェイトが、そこそこ高まりました。
「鉄」でも何でもない私が、ふと八つ山踏切で「京急沿線散歩」を思いついてしまったことで、東京、川崎、横浜と延々訪ね歩いて横須賀まで到達する羽目になったり、
出張帰りの京都で、靴ズレをものともせずに歩き回り、雨の中の桜を撮ってみたり、わざわざこの写真を撮るためだけに、新幹線で富士山側の席を予約してK-70持ち込んでみたり、
気に入った写真のアングルが見つかったといって、浜離宮にしつこく何度も足を運んでみたり、
それまでの私からは考えられないほど、カメラと写真に生活が傾斜した1年になりました。
アイディアを思いつく。
準備して、出掛ける。
現地・現物を前に、光の具合を見て、テーマ・構図・露出を決める。
慎重に、構えて、撮る。
うまくいかない。反省する。
打ちひしがれる。
何もかもやめたくなる。
雑誌や写真展に逃避して、優れた作品を見る。
根拠のない希望が湧く。
で、次のアイディアを思いつく。
これを、懲りもせず繰り返しています。
そのおかげで割を食ったのが、ゴルフとゲーム。
月に1回は出かけていたゴルフがすっかり億劫になり、縁遠くなってしまいました。
また、それまで相当の精力をつぎ込んでいた某ソシャゲからもすっぱりと足を洗ってしまいました。まあ、写真だけが理由じゃないんですが、ごにょごにょ。
それぞれの方面の知人・友人には少々義理を欠くことになって申し訳なく、心苦しく思っているのですが、仕方ないんだ、許しておくれよ。
そうそう、K-70で楽しみを覚えたことで、仕事で海外・国内出張する時に、カバンの中にQ10やQ7を忍ばせるようになりました。香港、東南アジア、ヨーロッパ、国内各地での、Qマウントの活躍も忘れてはいけません。
この1年、拙いフォトライフですが、存分にエンジョイしました。
これからも、脱初心者めざしてがんばります。