甘く見てたなあ

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レンズ煩悩も極まって、ペンタックスレンズの至宝、これを持たずしてなぜペンタのカメラを使うのか、とまで言われる銘玉

smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited を、私も、ついに!

買う寸前までいったのですが(笑)、
思いとどまりました。

これが欲しい理由は、もはや説明の必要はないと思いますが、今回ぎりぎり思いとどまった理由はですね、ずばりお値段です(キッパリ)。

FAリミ31mmは、9月以降いくつかの通販サイトで目に見えて値下がりしたんですよ。私の把握した限りでは、某ネットストアのアウトレットコーナーで、新品にフィルターのおまけを付けて税込87000円でおつりが来るところまで下がって、これが最安値。

「これはさすがに安いぞ」

よし、クレジットカードの引き落としがボーナス月になる10月某日が決行日だ、と、いったん心に誓ったのですが、

Xデーも近づいた10月初旬のある日、目当てのサイトを覗いたら、

「無い」

アウトレットの品揃えからFA31mmが消えてます。ん?まさか、と心当たりの他店のサイトをチェックしてみると、どちらのお店でも、軒並み1万円数千円値上がりしているではありませんか。やられました。

そもそも冷静に考えれば、値下げが唐突で異常だったのです。どこかで、流通サイドへ短期の好条件が提示されていたのでしょう。それが終わった、と。

小売の厳しい世界を、甘く見ていました。欲しいものは、買える時に買っておけ、ということですね。

バイオリニストの高嶋ちさとさんが、高額な楽器を躊躇いなく買う決断をされる理由として
「1日でも早く買えば、それだけ日割り(の費用)が安く済む」とおっしゃっていたと聞きましたが、蓋し名言と言えるでしょう(そうか?)。

数億円のストラディバリウスとはケタが違いすぎるので、引き合いに出すのは申し訳ないですね、すみません。

とはいえ、格安で手に入るつもりだった品物に、このケチで心の狭い私が、気持ちを切り替えて喜んで正常価格を支払う気になるまでには、少し時間がかかりそうです。大失敗。

我ながら小さな男だぜ(苦笑)。

#追記、この記事の原稿を書いたのがおよそ2週間前。その後またFAリミ31mmの値段はやや下がり・・・
うーん煩悩の種は尽きない!

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