港区・青山あたりで野暮用をこなすのに、約束の時刻まで30~40分ほど余裕があったので、原宿駅から表参道交差点まで30分一本勝負(昭和生まれにしかわからない用語)で写真散歩してきました。
こういう有無を言わさず撮り歩く時には、FUJIFILM XF10をスナップショットモードで使うのが吉。
スタートはこちら。山手線の原宿駅。実に何年ぶりに降り立ったでしょう。今のピカピカの姿になってからこの駅に降り立つのは初めてです。
ここから明治神宮を背にして表参道を青山方面に向かいます。
さっそく散歩の進行方向と逆に明治神宮方向を振り返って、昭和の高級アパートメントの代表格「コープオリンピア」の1階にある老舗の中国料理店、南国酒家原宿本店が健在な様子をスナップ。酢豚にパイナップルを入れる流儀はこのお店が発祥、という話は既に有名すぎて蘊蓄にはならないですかね。
表参道は明治通りと交差する神宮前交差点までは下り坂。無造作に留め置かれた自転車もそこはかとなくお洒落なのはこの街ならではです。
神宮前交差点から先は上り坂になります。午前10時半くらいで、主だったお店などはまだ開店前ですが、そこそこの人通りで賑わいの予感を見せる表参道。
若い人は、こういう何気ない横道・裏道歩きでお気に入りの店を見つけるのが楽しいんですよね・・・遠い目。
キディランドって、まだあるんだ。と失礼にもほどがある独り言を漏らしました。開店待ちらしきグループが何組かいて、人気スポットぶりは相変わらずなのかな。
横道・裏道のチャンピオン、キャットストリートの入口。今日は30分一本勝負なので一瞬覗いただけでスルー。
歩道橋の上から明治神宮方向を望む。よく見ると、表参道の並木は夕刻に耳目を集めるイルミネーション用のLEDでぐるぐる巻きにされているのですが、わかりますか?
写真の仕上げはいつもの通りRAWで撮ってARTで現像処理しています。これまではメリハリ重視でAdobe standardのDCPプロファイルとフィルムシミュレーションを重ねて掛けていたのですが、コントラストが強くて明部の色乗りが損なわれがちなのが気になってきたので、いくつかの写真はフィルムシミュレーションと露出補正だけで仕上げてみました。ちょっと大人しい感じにも見えますが、空の色などは悪くないかも。
表参道らしいエクスクルーシブなブランドショップ三連発。
表参道ヒルズは、旧同潤会アパートの跡地に建っていますが、一部だけは古い建物をそのまま活かしてあるんですよね。
だんだんと、とりあえずのゴールに設定した青山通りの表参道交差点が近づいてきます。
11時近くなって開店準備を急ぐカフェ。この日はさほど寒くない日和だったので、オープンテラスも悪くないかも。
そして表参道交差点。とりあえず今日はここがゴール。原宿駅からちょうど30分弱のだらだら写真散歩でした。
久しぶりにFUJIFILM XF10を持ち出しました、AF合焦速度に難があるコンデジですが、冒頭でも触れたとおり、ピント合わせを気にしないで済む「スナップショットモード」はこのカメラの弱点を補って実に便利ですね。
ちと長くなりました。最後まで見ていただいてありがとうございます。