HD DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
ほんっとに有難いことなんですけど、知人から
HD DA20-40mm F2.8-4 Limited

HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR / 標準レンズ / Kマウントレンズ / レンズ / 製品 | RICOH IMAGING
RICOH IMAGING Kマウント標準レンズ/HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRのページ。最新の HD コーティング・円形絞り・防滴構造を採用した、広角から中望遠までをカバーできる一本。

通称リミズームをお安く譲っていただきました。

標準域のズームレンズといえば、PENTAX一眼をさわり始めた3年前からずっとHD DA16-85mm F3.5-5.6を使っています。簡易防滴の頼もしさと、35mm換算で24~130mmをカバーする使い勝手の良さ、加えて画質も堅実で、最も出動回数が多い万能ズームです。

これと比べると、リミズームには

・軽い(見かけによらず283gと軽量。DA16-85とは約200gの差)
・少し明るい(広角側20-23mmで1段、24-40mmで約0.5段優位)

という優位性がありますが、その反面、

・ズームレンジが狭い。20mmという微妙な広角端からの2倍

という弱点があります。簡易防滴、HDコーティング、QSFはイーブンですね。

リミテッドレンズらしい特徴ある写真が撮れるということは多少は期待したいところです。とはいえ、レンズを変えれば自分の写真がただちに(良い方へ)劇的に変わるという甘い考えは禁物、ということは最近学びつつあるところです。

合理的に考えれば、リミズームは私には選びにくいレンズでした。新たに自分で買い求めるということは、正直ちょっと想像しにくかったです。
では欲しくないのかというと、そんなことはありません。

このレンズの存在意義は、そして私が使う意義は、もちろんおおいにあるのです。小賢しさを捨て「合理的に考えない」ところに、おおいにあるのです。

つまりええと、見た目がカッコ良いのです。

PENTAX KPと一緒だと、そのクラシカルなルックスが一層際立ちます。この「失われた文明の残した機械」っぽい(そうか?)、知的にメカメカしい感じが、かなりキマッてます。やばいです。

最近の私の心得としては、

・素人写真の出来は、道具に関係なく99%撮る人のセンスとウデ次第
・スペックと性能表に踊らされて道具集めに時間とお金をかけるのは愚策
・手頃な道具で好きなものを好きに撮って、一喜一憂して楽しむのが吉
・所詮は自己満足。下手でも楽しいし(たぶん)上手くなるともっと楽しい

という感じになっているので、スペック自慢ではなく、撮影散歩が気分良く楽しめるカメラ・レンズを使うというのは、とても大切なことなのです。その点、気分がアガるKP+リミズームは、一喜一憂の友としてかなり魅力的。

標準域20-40mmをこれで撮って、ボカしたい、切り取りたい、寄りたい、という時に備えて、いくつか気の利いた単焦点レンズを持って歩く写真散歩って、なんか余裕があってカッコよくないですか?

気の利いた単焦点・・・そんなに持ってないけど・・・

ボケが作れる明るいレンズとしては、最近手に入れた和製プアマンズ ズミクロンことXR RIKENON 50mm F2 L が、見た目も絵も古風で良いかな。MF操作も余裕があれば楽しめるかも。

あとバランス的に望遠マクロがあると便利そう。渋いルックスのDFA100mmがベスト、なんだけど残念ながら持ってない(笑)。ここは無粋なプラスチック鏡筒で嵩張るけどTAMRON 90mmで我慢か。同じ55mm径だから、この際PLフィルターとか揃えてみようかな・・・。

リミズームと和製ズミクロンとタムQで写真散歩。なかなか楽しそう!
ちょっと夢が湧いてきた(笑)。

利便性から考えれば、レンズ交換なしでたいていの局面に対応できるDA16-85mmが、引き続き最強であることは変わりません。でも今後はリミズームという楽しいオプションができた、ということですね。
私にとって初めてのリミテッドレンズ、ほんとに有難いことです。

次回は、リミズームの試し撮りをご覧いただける、かな?

タイトルとURLをコピーしました