K-70との1年 振り返り ボディ編

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K-70がやってきてからほぼ1年が経とうとしています。このブログもまもなく開設1周年。

いい歳して、生まれて初めて一眼レフのある暮らしを約1年送りました。初心者なりに、K-70との1年を振り返って、まとめてみようかと思います。

今回のテーマはまず、1年連れ添ったこのカメラボディについて。

■K-70ボディ ここが○/ここが×
〇安い。もとい、コストパフォーマンスが良い。
最新機能全部入り、入門機価格のAPSC中級機というフレコミのK-70が、2016年9月当時、7万円台前半で手に入りました。24Mセンサーの一眼レフ機/ミラーレス機の新製品としては、破格値でした
(現在はさらに1万円くらい安くなってますね)。

ただ「全部入り」のうち、ボディー内4.5段手振れ補正を別にして、リアレゾとか、AHDRとか、肌色補正とか、なんとかシャープネスとか、パンフレットや雑誌記事で煽られていた「最新機能」は、私は結果的にまったく使いこなせてません。
割と初期に「RAWで撮ってLRで仕上げ」というスタイルに馴染んでしまったのが大きな要因だと思います。

K-70の良いところは、機能比較をちょっと脇に置いといても、こんなに低価格なのに、「良い絵を撮る」という基本性能で他社APSC機に負けてないということが第一。

さらに付け加えれば、私が特に気に入っているのは次の4点。
・2ダイヤルでPENTAXのハイパー操作系が存分に使える(これほんと、神。)
・防塵防滴で、雨中の出撃をものともしない
・ファインダー視野が100%。(他社入門機のファインダーが100%見えないと知って愕然。それでどうやって撮れと。)
・DNG形式でRAW出力可能

割と地味ですが、どれも私にはすごく重要なポイントです。あと「全部入り」の中で言えば、まだ実現してませんが、アストロトレーサーを使っての星空撮影には、凄く夢を抱いてます。

×AFがしょぼい
他社機を使って自分で比較したわけではありませんが、K-70の泣き所はAF性能だと言われています。カタログスペックで見る限り、他社機とかなり差があるのは間違いないようです。

最近だと雑誌記事で「前時代的なAFシステム」とまで書かれてバカにされているPENTAXのAFの中でも、最もしょぼしょぼなのが、K-70の11点測距AFです。私も購入時には、AF性能とか一応気にしてクヨクヨしたりしました。

でもね、
結果論ですが私、動きモノを追いかける撮影をめったにしません。たいてい親指AF+AF-Cで撮りますが、京急なんかの列車を撮る時は基本置きピンです。
ピント合わせは中央測距点1点。AF合わせてからカメラを振って構図を作ります。中央以外で測距することがあるのは、草花に寄ってマクロ撮影する時くらい。
#ピンボケ写真が多い原因はそれか、とかいうツッコミはこの際無しで。

だから、ごく個人的には、AFの測距点数とか、動態追随性能とか、どうでもいいのよ(爆)。

×WiFiが使い物にならない
これは間違いありません(断言)。WiFiがダメなのか、付属のImageSyncというアプリがダメなのか、両方ダメなのかわかりませんが、転送速度も反応も鈍くて、およそ使い物になりません。そもそもブログにも書いたように、稼働させるのにえらく苦労しましたし。

でもね(笑)、
バカでかい24Mピクセルの写真を撮るK-70で、WiFiとかどう使うの?
SNSに上げたりして遊ぶなら、スマホの方がよほど手軽でしょ?
まして基本RAWで撮って写真1点あたり30MBを超えるデータを量産する私にとって、WiFiはもともと使い道が無いんです。

写真データのやり取りは、SDカードぶっこ抜き。これですよ。

話を整理すると、
K-70にはいくつか他に代えがたい長所があって、短所の方は私の使い方では気にならなかった。
使うほどに馴染んできていて、良い選択だったと思います。

購入当時の比較検討対象は X8i, 8000D, D5500あたり。軽量のD5500にはかなり惹かれましたが、熟考したらK-70以外の選択肢はあり得ませんでした。もし今なら、相手が変わって X9i 9000D D5600、さてどう考えたでしょうね。勝負はもつれそうですが、K-70のコスパ最高は変わらないと思います。

ところで、KP欲しいなあ(爆)。
あと、他マウント・ミラーレスのα6500、高いけどいいよなあ(重爆)。

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