Amazon Drive Xデー対策について

今回の記事では写真の投稿はありません。
8月に発表されたAmazon Driveサービス終了は、各所に波紋を広げました。2023年1月まででwebアップロード終了、同年12月まででダウンロードも終了、とのことですね。

写真(静止画)データに限って容量無制限で保存可能、料金はAmazon Prime料金にincludeという破格の条件だったので、撮ったデータファイルのバックアップ先として利用していた写真愛好家はたくさんいるだろう(わたしもその一人)と思います。

こういうバランスを逸したサービスの常として、いつかは終わりが来ると覚悟はしていましたが、わたしは終わりの形として「別料金・有償化」を想像していたので「やめます」はちょっと虚を突かれました。

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写真データの保存自体はAmazon Photosサービスで継続ということですが、大量データを階層化したフォルダー形式で保存したいわたしの(そして多分多くの写真愛好家の)ニーズにはフィットしません。だから実質的にカメラおじさんたちとはこれでfarewell、というアマゾンさんの意思表示なんでしょう。自分たちのAIを鍛えるためには、一般ユーザーからのスマホ写真データの収集だけで十分ということなのかな。

さて、自分の写真データのバックアップをどうするか、この2ヶ月いろいろと考えてきました。
これまではカメラからまず自分のPCにデータを落とし、Amazon Driveに全数を即時自動バックアップした上で、ある程度以上溜まったデータは古いものから順番に手元の外付けHDDに移すという作業をしてきました。Amazon Driveがrawデータを含めて容量無制限保存を引き受けてくれるおかげで可能な、「クラウド」と「PC(直近)+外付けHDD(古いデータ)」の二重保管です。

今後、Amazon Drive抜きで二重保管をどう実現しましょう?
物理ストレージだけで二重化するなら、自宅にRAID環境を作るとか考えるのかな?などと考えつつ、こんなサイトでお勉強も少ししてみたりしました。

NASと外付けHDDはどっちが安全?最強の写真バックアップ環境について考えてみた!
写真の保存先といえば外付けHDDが一般的でしたが最近では、NASやクラウド、デジタルフォトアルバムなど様々なストレージが登場しています。みなさんの大事な写真データを確実に保管するためにはどのような方法

うーん。きちんと考えると、経済的にも技術的にも大変だなあ・・・。
ということで、中途半端な研究の末のわたしの結論はこうなりました。

1)カメラで撮影した全画像データ(RAW+JPG)をPCに移し、気に入った作例だけはブログアップ用のものも含めてあらためてPCでRAW現像する。これらPC上のデータを(Amazonではない別の)クラウドに同期(=即時自動バックアップ)する
2)3か月に1回、PCに貯まったデータを手動で外付けSSD2台(ex.A1号機とB1号機)にそれぞれ同内容でコピーする。クラウド上の「気に入った作例」データは同期フォルダとは別の場所に移す。その上でPC上の3か月分のデータを消す(クラウド側の同期フォルダ内のデータも消える)
3)SSDが満杯になったら2台ワンセットで新しいもの(ex.A2号機とB2号機)を買い足す
4)SSDの故障が判明したら、故障機の代替機を都度買って相方のA/B〇号機のデータを写して差し替える

これで、直近3ヶ月以内のデータはPCとクラウドに(一時的に)二重保管。それ以前のデータはA組とB組のSSDに二重保管、さらに気に入った作例のJPGデータだけはクラウドにも三重保管ということになります。

原始的な方法だし難点がいくつもあります。3か月に1回×2台のコピー作業は面倒なだけでなく誤操作のリスクが常にあります。その上、信頼性と引き換えに容量あたりコストが高いSSDを買い足していくことになり、さらには全期間のデータが1ストレージにまとまっている状態ではなくなります。SSDの故障チェックだってちゃんと適時にやれる自信はありません。

しかし1TBあれば2年くらいは大丈夫な程度のデータ量の素人写真愛好家のIT原始人としては、必要な資金と技術と時間のバランスを考えて、ぎりぎり許容可能な対策だと考えました。

自分についてはこのようにいったん決着しましたが、世の中の同好のみなさまが、どのようにAmazon Drive Xデーに臨まれるのか、興味深々ではあります。

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