我慢の写真散歩

人流を抑制する、ですか。良き市民としては原則的には協力すべきですから、1年前のステイホームシーズンに匹敵する感じでおとなしくしておるわけです。

ただ、やっぱカメラおじさんとしてはステイホームを徹底してるとモチベーションにかかわる部分は大きいです。なんとか気持ちを奮い立たせて、ちんたらと(笑)我慢のご近所散歩の日々。


近所の植え込みに、小さい白い花が密集して咲いていました。近づいて見てみると、ひとつひとつの小さな花の輝きがたいそう愛おしい感じがしたので、慌てて自宅へとって返して、Panasonic G99にLeica DG 45mm MACROを装着して戻ってきて撮ったのが↑の写真。時間が経つと光線の加減が変わってしまいますからね。

撮っている時にはこの可憐の花の名は知りませんでしたが、後日親切な方から意外に馴染みのあるその名「ナナカマド」を教えてもらって、なるほどモノを知らないというのは人生もったいないものだと合点した次第。これはなんとしてもあの赤い実が成る頃にもう一度撮りに行かねば。

そのナナカマドと、高層マンションを挟んで反対側の庭で咲いていたのがこちら。

文字通り「線の細い」この花。白く儚い美しさがあると思って同じくG99+Leica DG 45mm MACROで寄って撮りました。風があったのでえらく難儀して、膨大なボツ作例の果てになんとか写しとれたのがこの1点です(苦笑)。

今、頼りになる知人から報せが返ってきました。これはヒトツバタゴかトネリコのいずれかだろう、ということだそうです。次に尋ねる時には葉の様子も一緒に写すと判断材料が増えるぞ、というアドバイスもいただきました。そこそこ永きにわたる人生送ってますが、知らないことの方が圧倒的に多い。教えてもらって有難い限りです。

 

別の日、XF10。

なんということはないオフィスビル街の一角なんですが、白く小さく咲いてるのはたぶん薔薇の仲間だと思うんですよね(また先生に尋ねればよかった)。木製のボードの垂直面に蔦が絡まるように伸びるさまが、なんともいじらしく美しい。

最後はこれ。

某人気マンガによれば鬼が嫌うという藤の花ですね。この季節、数ある藤の名所に馳せ参じるチャンスを棒に振ってご近所散策をしているわが身を憂いつつ、ちょっとだけリベンジ。ああ、足利フラワーパークとか藤枝蓮華寺池とか、行きてえ!

ということで、ゴールデンウィーク中に、1回くらいは遠征散歩(もちろん感染リスクには十分以上に注意しつつ)するぞ、と心に誓い、ご近所散歩で欲求不満を小出しに逃がしつつ、今日もステイホームなわたしです。

現場からは、以上です。

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