桜ひと葉 落ちて天下の

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自宅から駅までの近道で、公園を斜めに突っ切るいつもの通り道。慣れ親しんだコースを何気なく歩いていたら、ふと、見つけました。

花壇の花の上に、黄色くなった桜の落ち葉がひとつ、ふたつ。

とりどりの花の色、緑の葉の色に、黄葉のアクセントが効いて、なんともニクいこの季節の色彩を作っています。

ここに桐の葉はありませんが、鈍い私なりに、桜ひと葉、落ちて天下の秋を知る、ですね。

で、この落葉はどこから、と見回すと、なるほど公園の桜はまだその枝に沢山の葉を残していて、緑、褐色、黄色が入り混じった複雑な色合い。

僅かな風に揺れて、落ち葉が一枚、また一枚。
桜の木そのものの紅葉・黄葉は、ここでは正直「美しい」というほどのものではありませんでしたが、足元の花壇との合わせ技で秋の美を表現してくれました。
あっぱれ。

で、その気になって花壇を探索すると、桜だけでなくこんな葉も。

銀杏の葉は、こうして他と混じると形や色が何かユーモラスに感じますね。

秋の落ち葉の新しい楽しみ方を覚えた日でした。こういう軽いネタの写真散歩にはPENTAX Q7はぴったりですね。

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