桜2022アゲイン

東京の桜(ソメイヨシノ)はここ数年の中では比較的遅めだったとはいえ、それでも3月末にはあらかた終了、くらいの感覚でいました。しかし、満開時期にちょっと冷え込んだりしたせいでしょうか、4月初めの週末でも場所によってはまだ花が頑張って残っているところがありました。

週末にちょうど散り時が重なってくれれば、花筏の写真が狙えるかもと考え、目黒川に出撃してみました。見物客が集まって「密」になりやすそうな”ザ・目黒川”なエリアを避け、少し河口寄りでやや川幅が広くなる大崎・五反田あたりを歩きます。

結果から言うと、この日は本格的な散り時にはわずかに早すぎたようです、花筏の方はこのくらいの慎ましさでした。

それでもこのご時勢、川面を揺蕩う桜の花びらを少しでも眺めて憂き世のあれこれをしばし忘れられるのは、ありがたいことです。

少し風があり、川面が波立って花が綺麗に流れにくく、さらには岸に吹き溜まってしまうのに悩まされました。
そして風に加えて厄介なのが、この日たくさん川を上り下りする桜見物の観光船。船上の人たちは幸せそうですが、どの船もしっかりと川面に大きな波を残してくれちゃいます。花筏狙いのカメラおやじには正直なんとも恨めしい(苦笑)。

花筏撮りは大成功とは言い難い結果でしたが、それとは別に、この日まだしっかり残っている川岸の桜並木は、なかなかに見事な眺めでした。

今回はLUMIX G99とLeica DG12-60mm、Leica DG50-200mmを使いました。花を柔らかく撮るというよりは、キレ味良く撮る感じの写り(硬いというわけではない)だなあ、というのが個人的な感想です。

最後はこの写真。

背景でいい感じにじんわりボケている対岸の桜並木の先に、この間までさんざん乗り歩いていた東急池上線が見えているのがポイント。

桜2022アゲイン、最後まで見ていただいてありがとうございます。

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