水の流れとシャッタースピード

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入門書によく解説が出てるあれです。シャッタースピードを変えて撮ると水流の写りがどうなるか。先日格好の練習台になる水路があったので、やってみました。

使ったのはPENTAX K-70と、TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2 。そう、13000円ほどの驚異の低価格で手に入るタムロンの望遠ズームです。こんなに安いのに、なかなか達者な写りをしてくれるんですよ。

まずSS 1/640秒

「止め」にいったつもりでしたが、いまひとつ。 このくらいではまだ「止める」表現にはならないみたいです。ピントも甘い。1/1000秒以上のスピードも試せばよかったかな。

次にSS 1/200 秒

上の写真とそれほど大きく印象が違いませんが、少し柔らかい感じで、肉眼で見た感じに近くなってるでしょうか。

最後にSS 1/20秒

これはもうはっきりと表現が変わりました。水流が線になって流れています。

というわけで、初心者が安いレンズを使ってもちゃんとSSの違いは絵の違いになって現れるという確認ができました。
私の好みでいえば、透明な水は透明に写ってほしいので、SS をあえて落として「柔らかく糸を引かせる」ような表現にはあまり食指が動きません。むしろパンフォーカスにして滝のすべての飛沫を一瞬止めて魅せる、みたいな表現に惹かれます。腕前と装備を高めて、いつかは挑戦してみたいなあ。

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